新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

工事現場の四方山ばなし

2008年12月20日 06時42分48秒 | 身辺雑記

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 上の写真は、東京の下町。小さな交差点。

 その付近で、公共工事をしていた。具体的な工事内容は、この際明言はしない。

 吹きさらしの中の工事で、現場はかなり寒かった。

 狭い範囲の工事区域であっても、ガードマン(交通整理員?)が3人。無駄な経費ではないかとも思うが、通行人に怪我をさせたり、渋滞になってもいけない。公共工事らしい手厚い対応なのだろう。

 監督らしき人やガードマンと雑談。忙しい中なのに、申し訳のないことだ。

 50代後半のガードマン氏に、

「寒いのに大変ですねえ」と言いながら、それとなく日当を訊ねてみた。ムニャムニャと言った。ここ10年ほど変わっていない。若干下がり気味かもしれない。私の感覚と合っている。

「でも、こんな世の中ですから、仕事があるだけありがたいですよ」 

 真底そのように思っている口調であった。私もまったく同感だ。

 監督らしい腕章の人にも、

「ご苦労さんですね」 と、余分な声をかけた。

 監督氏は、

「いやあ、ご迷惑をかけて申し訳ありません」 と、帽子を脱いで挨拶を返してきた。

 地域住民とトラブルを起こしたくないので、対応は丁寧だ。

「ガードマンの配置も、問題になるンでしょうね」 私は余分なことを訊く。

「怪我とか渋滞を起こさないよう、役所も厳しいンです。交通整理員の数も、写真で撮って報告させられたンですよ」

「発注者としては、余分な支出をしていないという証拠がほしいでしょうし・・・」

「ええ、そうなんです。でもこの頃は、記録写真にも問題があって、少し変わってきています」

「記録写真の問題?」

「ええ、プライバシーとか肖像権とか、なかなか難しいンです」

 なるほど、なるほど。分かるような気もしてきた。

 邪魔になってもいけない。ソコソコにして無駄話は止めた。税金や公共料金の無駄遣いになっては申し訳ない。

 不況の風が吹き荒れている。アメリカ発の人災と言われる面もあるが、どのように解釈できても、不況には違いない。傷口を少しでも拡げずに、対策を講じなければならない。

 それにしては我が国の政治はお粗末な限り。

 審議拒否とか強行採決とか、与野党が政治ごっこに明け暮れている。

 多数決とは多数の意見に従うこと。現実の政治にあっては、歩み寄りや妥協のための協議も必要だ。

 しかしながら、国民が選択した「捻れ国会」は、妥協や協議の場とはならなかった。解散総選挙に向けた政治ごっこの劇場になってしまった。まったくのお粗末。

 この寒空の中、風も「ヒューヒュー」ならず、「フキョー、フキョー」と吹いてるようだ。

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コメント (10)
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