新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

育児落第

2008年12月06日 06時26分05秒 | 身辺雑記

 先日の朝、息子と孫娘が駅まで迎えにきてくれた。

 通常は、持ってきたバッグを息子に渡し、私は孫の手を取ることになっている。

 先日も、そこまでは通常通りに進んだ。

 そこからが少し様子が変わった。

 歩き足りないときは、孫と私は氏神さまの境内へ行く。

 賽銭箱に小銭を入れて、二礼・二拍手・一礼。それからピョンピョンと遊んで、家に戻る。

 それでもなお歩き足りなければ、気が済むまで歩くことになる。

 ところがその日に限って、「○△×のところへ行く」と言い出した。

 (○△×はおもちゃの名前。私ははっきり覚えていないので、今は書けない)

 先週はJRとの乗り換え駅まで迎えに出てくれた。ついでに駅ビルのおもちゃ屋に入り、幾つかのおもちゃを買った。○△×はその店に並んでいた。

 つまり、その店に行きたいと言い出したのだ。

 息子とカミさんは、ドンドン家のほうへ行ってしまった。

「○△×は今度にしようね」 私の提案に、孫は素直に頷いた。

「あーあ、よかった」 私は安堵した。

 ところが案に相違した。

「ここへ入る」 指さしたのは、小さなおもちゃ屋だった。

 こうなれば入らざるをえない。

 入れば買わざるをえない。

 息子に叱られるのを覚悟で、要求に屈してしまった。

 家に帰ったら、息子はにやりとした。「やられたね!」と言いたそうな顔だった。

 祖父母は甘い。甘やかしがよくないことは知っている。しかし、対応が難しい。「ダメ」を上手に言えないのだ。

 こんなことをブログに書くこと自体が、祖父の甘さを露呈している。

「孫俳句は禁物」 これはよく言われていることだそうだ。つまり、孫を主題とした俳句は甘くなるので、避けたほうがいいという忠告。

 ブログも同じことだろうか。

 孫を叱れない。だから意に添う方向へ行ってしまう。

 これでは我が儘になる。分かっているのだが、魔法をかけられたように従ってしまう。

 育児落第生の下らないボヤキである。

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コメント (17)
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