新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

魂の光り

2008年10月19日 00時24分18秒 | 写真俳句・エッセー

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たましひの光りの仄か芒かな

 人間って、何だろうかなあ。

 時々思ったりします。

 哲学的な思索なんぞではありません。

 単純な疑問です。

 辛いから思うのかもしれません。日々の辛さに耐えかねたとき、怨みがましく思うのです。

 もちろん、答えが聞こえてくるはずはありません。虚しくなるだけです。

 目玉や口や手や足は、バラバラに動いてはおりません。誰かの命令で動いているのです。

 もちろん、その「誰か」は「私」です。

「私」が命令を出して、「私」を動かしています。

「私」の命令によって、「私」は苦しんでいるのです。「私」を苦しめているのは「私」です。

 だとすれば、「私」の考えによっては、「私」が変えられるかもしれません。

 これはほんの思いつきです。

「私」を動かしているのが「私」なら、「私」は「私」を変えられるかもしれない。

「私」が上手に変われれば、辛さから逃げられるかもしれません。

 辛くなるたびごと、「私」はそんなことを思います。

 仄かな望みなのかもしれません。いいえ、ほんの思いつきなのです。

 そのように思いながら、ずっと生きてきました。

 強く立派な人の魂は、まっ赤に燃えた炎かもしれません。黒光りのする塊かもしれません。

「私」の魂は、もし仮にあったとしても、きっと頼りないものに違いありません。

    たましひの光りの仄か芒かな   鵯 一平 

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コメント (18)
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