人生とはなんぞや?
人はそれぞれ、幾度もこの問いに直面しております。
明確に直面している人もいれば、漠然とした疑問のまま、放り投げている人もいるでしょう。
何をするために生まれてきたのだろうか。
なぜこのような苦しみをしているのだろうか。
古来から、宗教家、哲学者、心理学者、社会学者など多くの専門家が、さまざまな研究や修行を重ね、解き明かそうとしてきました。
そこで得た結論に基づき、それぞれの分野の人たちが説いております。
ずっと以前、ある人から、「生きがいの創造」(飯田史彦著)を紹介されたことがありました。
著者の飯田史彦氏は、第一版第一刷が発行された当時(2003年4月2日)、福島大学経済学部の助教授として、「人事管理論」を担当しておりました。
LONDONCITY UNIVERSITY BUSINESS SCHOOL大学院にて客員教授。
以降、筑波大学大学院、東北大学大学院において講師を歴任。
現在は、福島大学教授。
この本は、スピリチュアルな観点に立って、人生のしくみを明らかにしようとしたものです。
「退行催眠」という精神医学の治療法を用い、多くの医師や学者によって、幾千人もの人たちの「過去生」をよみがえらせることができました。そのような「生まれ変わり」の事実を明らかにし、人生のしくみを説こうとした本です。
ここで明らかにされている内容は、世界の多くの学者たちによる成果です。したがって、実証的でもあります。
たとえば、現在はカナダに住んでいるカナダ人が、300年前、スエーデンのある事件に遭遇した事実を述べています。「退行催眠」によって明らかにされたのです。
このように、この本の中では、多くの「過去生」が明らかにされております。
そのような「過去生」の集積から、
「人生とは、生まれ変わりを重ねながら、よりよき自分づくりに努めている一過程だ」
という結論が導き出されました。
辛いことがあっても、それはよりよき人生へたどり着くための過程なのだ。
納得できるようなできないような……。
しかし私は、その考えに、抵抗を感じておりません。
そのように考えれば、辛い人生も、少しは楽に生きられそうです。
つまりこの本は、「人生とはやり直しがきくものなのだ」と説いおり、その考えによって、「生きがいの創造」をしようとしているのです。
「敗者復活再生人事システム」が人生なのだ。そのような捉え方です。
そう思えば、少しは楽になりませんか。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
願はくば生まれ変はりて赤とんぼ 鵯 一平
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