アメリカは今般、北朝鮮に対する「テロ支援国家」の指定を外しました。
アメリカ自身の国益を考えてのことだったのでしょう。それはそれで、仕方のないことです。
だからと言って、日本がこの段階で、微笑外交に転ずることはできません。
拉致問題が一向にラチが明かないからです。(駄洒落を言っている場合ではありませんね)
拉致は「人権」の侵害のみならず、「国家の主権」が侵害されたことです。
だから日本は、北朝鮮への「エネルギー支援」を拒否したままです。当然のことでしょう。
オーストラリアが、日本の割り当て分を、肩代わりするのだそうです。
オーストラリアの思いがどこにあるのか、とんと見当もつきません。ひょっとしたら、アメリカの差し金かもしれません。
六カ国協議では、日本はもう孤立しております。
その上エネルギー支援も他国が肩代わり。日本の存在が、さらに軽くなってしまいました。
だからと言って、ここで安易な妥協は他国の思う壺です。
ここはしっかりした存念を持って、対処すべきと考えます。
妙に大人ぶった対応は、日本をさらに軽薄な漂流国家にしてしまいます。
こんなこと、個人レベルでもよくあること。
腹に一物、しっかりした存念を持った生き方をしたいものです。
ただし、損な生き方かもしれません。よくよくお考えください。
秋の日差しを受けて、柿の実が輝いていました。
熟れた実の内側に、しっかりした存念が詰まっているように見えました。
柿照るや存念ひとつ宿しをり 鵯 一平
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