新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

存念ひとつ

2008年10月23日 07時55分11秒 | 写真俳句・エッセー

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柿照るや存念ひとつ宿しをり

 アメリカは今般、北朝鮮に対する「テロ支援国家」の指定を外しました。

 アメリカ自身の国益を考えてのことだったのでしょう。それはそれで、仕方のないことです。

 だからと言って、日本がこの段階で、微笑外交に転ずることはできません。

 拉致問題が一向にラチが明かないからです。(駄洒落を言っている場合ではありませんね)

 拉致は「人権」の侵害のみならず、「国家の主権」が侵害されたことです。

 だから日本は、北朝鮮への「エネルギー支援」を拒否したままです。当然のことでしょう。

 オーストラリアが、日本の割り当て分を、肩代わりするのだそうです。

 オーストラリアの思いがどこにあるのか、とんと見当もつきません。ひょっとしたら、アメリカの差し金かもしれません。

 六カ国協議では、日本はもう孤立しております。

 その上エネルギー支援も他国が肩代わり。日本の存在が、さらに軽くなってしまいました。

 だからと言って、ここで安易な妥協は他国の思う壺です。

 ここはしっかりした存念を持って、対処すべきと考えます。

 妙に大人ぶった対応は、日本をさらに軽薄な漂流国家にしてしまいます。

 こんなこと、個人レベルでもよくあること。

 腹に一物、しっかりした存念を持った生き方をしたいものです。

 ただし、損な生き方かもしれません。よくよくお考えください。

 秋の日差しを受けて、柿の実が輝いていました。

 熟れた実の内側に、しっかりした存念が詰まっているように見えました。

   柿照るや存念ひとつ宿しをり   鵯 一平

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コメント (18)
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