新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

余白に描く

2008年10月30日 05時44分48秒 | 写真俳句・エッセー

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生きて今余白に描く秋の薔薇

 10月25日の記事に、「限りある生命」を書いた。

 その気持ちが、次の俳句となった。

   ほの揺れつ生命の色の照葉かな   鵯 一平

 秋の陽を受け、赤く染まった残り葉のように、燃えて生きたいと思った。 

 具体的には、どのような生き方か。

 それが次なる課題だ。 

 燃えて生きたいと粋がってみても、残されているエネルギーは乏しい。

 緩やかに、丹念に、生きることしかできない。

 昨日、久しぶりに公園の薔薇を見た。

 四季咲きではない薔薇が、秋の陽を浴びて、控え目に咲いていた。

 秋の薔薇には、夏の豊麗さはない。狂わす強烈な香りもない。

 レンズを近づけた。微かに香った。

 レンズを通して見る薔薇は、とても頼りなさげだった。冬の薔薇と同じだ。とても愛おしい。

 丹念にシャッターを押した。

 残ったノートの余白に、丹念に描き続けるように……。

   生きて今余白に描く秋の薔薇   鵯 一平

 俳句の上で、薔薇は夏の季語だ。冬の季語としては「冬薔薇」がある。秋の薔薇が季語となるのかどうか、不勉強な私は知らない。

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コメント (18)
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