新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

議員の世襲に疑問

2008年10月04日 06時51分09秒 | コラム・エッセー

 麻生内閣の大臣18人の内、いわゆる世襲議員が11人だそうです。

 麻生太郎氏はご存じのとおり、ピカピカの名門の出身です。鳩山邦夫氏もしかり。

 世襲が気になっていたので、ネットで調べてみたら、いるわいるわ……。

 国会議員の半数以上が血族議員でした。いちいち書き上げたらキリがない。

 いくらなんでも、これではひどすぎる。

「私は自民党をぶっ壊す!」、と吠えていたのは元首相の小泉さん。

 自民党総裁が決まったとたん、引退を表明しました。 

「小泉さんらしい辞め方だな」 

 これが小泉流美学か。内心ではそんな思いを抱きました。

 つまり、「小泉改革が自民党内で否定され、責任をとって辞めた」とも言えます。

 一方、新しい時代を期待し、後進に道を譲ったとも理解できます。

 しかし、そんな感慨もつかの間、後継者が次男だと聞いてビックリしました。

 言いたい放題だった小泉さんにして、この始末です。

「自民党をぶっ壊す」と息巻いていた人が、古い自民党流に則って、世襲議員を再生産しようというのです。

 いちがいに、二世議員や三世議員を悪いと言うつもりはありません。

 頼りになる議員もおります。

 しかし、小渕元首相が倒れれば娘さん。小泉さんが引退すれば二男さん。

 なにか妙ではありませんか。

 娘さんや二男さんを悪く言っていませんよ。ヒョットしたら、彼らも犠牲者かもしれない。

 日本政治の土台が、かなり歪んでいるように思えるのです。

 選挙区のドブ板周辺のことです。

 おらが先生を担ぎ出し、誰かがいい思いをしていたのかもしれませんね。

 先代が引退したら、「ハイ、次は○○ちゃんでも担ごうか!」

 後援会組織を維持するための後継者づくり。

 ドブ板周辺がこの有様で、有能な新人は生まれるのでしょうか。

 だから、官僚機構が跋扈するのです。

 民主党の小沢代表や鳩山幹事長も同じ穴のムジナです。

 正直な話、選挙権をどのように使おうかと、悩んでしまいます。

 選挙制度がおかしいのか、選挙民の意識が低いのか。

 選挙民の低い意識が、程度の低い国会議員を再生産しているのかもしれません。

 いずれにしても、小泉さんには、すっかり騙されましたね。

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コメント (20)
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