新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

行き暮れて

2008年10月17日 05時24分54秒 | 写真俳句・エッセー

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行き暮れてわずかな酒ぞ秋寂し

 秋の日はつるべ落としと申します。

 日が翳ったと思うや、もう夕暮れがやってきます。

 有無を言わさぬ雰囲気ですね。

「ダメダメ!誰が何と言ったって、ダメはダメ!」 

 その時分の風は、優しさがありません。薄暗い孤独を連れてきます。

 そうなれば、お仲間をさがすしかありませんね。一人では寂しすぎるのです。

『おでん』の暖簾を分けて入ります。

 同じような浮かない顔の仲間がいるものです。もちろん、顔見知りではありません。

 ちらとこちらを見ます。しかし、言葉をかけるでもなく、また、自分のお猪口へ眼を戻します。

 空いている席を見つけ、私も座ります。

 ほっとした気分の一瞬です。

   行き暮れてわずかな酒ぞ秋寂し     鵯 一平

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コメント (22)
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