人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

10月…ついに自分の時代が来た?

2012-10-03 20:20:40 | 日記
10月になった。

職場では、私と同じ2009年4月から配属されていた上司(課長)が10月1日付で県外の関連会社に異動になった。この課長の他に、2009年4月以前からの配属者はいないから、ついに私が課で一番の「古株」ということになる。

事業の新規性(新しい仕事をどんどん創り、手がける)よりも継続性(以前からある仕事を維持する)のほうが重要な保守的な職場では、よほど能力的に問題のある人物でない限り、同じ部署に長くいる人間ほど仕事がこなせるようになるから、単純に「古い奴ほど偉い」ということになる(事業の新規性が重要な職場・職種はこの限りではない)。

そうした古株の中には、上司よりもよく仕事を知っていて、暗黙のうちに職場を支配する人物がいる。いわゆる職場の「主」である。人事も決して手をこまねいているわけではなく、そうした「主」が生まれないように考慮はしているものの、最近はメンタルヘルスだの不祥事だのといった人事以前の問題が多すぎて、人事が本来の人事業務に手が回らなくなるという本末転倒な状態になりつつある。そうした「政治空白」が、私の職場でも多くの「主」を生み出しており、次第に手をつけられない状況になってきている。まぁ、職場全体で見れば、私もそうした「主」のひとりなのだろう。

こういう状況になると、もはや自分の仕事はできて当たり前。部署の中心として全体を見渡し、チームが仕事をしやすいような環境作りをすること、あえて汚れ役を引き受けてでもチーム全体のため上に言うべきことはきちんと言うこと、問題を抱えていたり、体調が悪そうなメンバーがいたら声をかけ、相談に乗ることなどが私に期待されている役割といえるだろう。言うのは簡単だが、これはなかなか難しいことである。

しかし、私は言いたいことを我慢してもいいことは何もないと悟ったので、もうだいぶ以前から上にも意見は言っている(というより、同じ部署で3年目になる頃から、「上司も大したことがない」とわかってくる)。

原発事故が起きて以降、福島を出たくて出たくて仕方なかったのだが、いまだに出られないでいる、という事情はひとまず置こう。原発のことを考えなければ、自分より長い人物がいなくなった職場ではいよいよ自分の時代が来たわけで、決して悪い話ではない。むしろ、いろいろな力関係の中で今までやりたくてもできなかったことを進めるチャンスだと思う。

その上、今月から組合役員も拝命した。いろいろな角度から、自分が職場の中心になりつつあることが実感できる。こうなったら、もうあと1~2年現在の職場に残留でもかまわない。どうせどこに行っても大変なのだし、原発も福島市・郡山市を別にすれば、関東・東北で状況は大きくは変わらない。

福島原発告訴団運動に現地でしっかり道筋をつける必要もある。この仕事をやり遂げるのは今や私たち以外にないとの自負もある。

まもなく、年1回の転勤希望調査の時期が来るが、今年は、昨年までと異なり転勤希望は出さないことになると思う。過去3年連続で出しても全く通らず、無意味な調査だと悟ったからである。現状では、希望調査は「本人の意見は聞いた」というアリバイ作りをするための会社側のセレモニーに過ぎない。そんなものにいちいち付き合っていられない。
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