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強制起訴された元東電経営陣の初公判、6月30日に決定

2017-05-24 23:59:40 | 原発問題/一般
東電元会長ら、6月30日初公判 原発事故巡り強制起訴(朝日)

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 2011年に起きた東京電力福島第一原発事故をめぐり、検察審査会の議決を受けて業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電元会長の勝俣恒久被告(77)ら元幹部3人について、東京地裁(永渕健一裁判長)は24日、6月30日に初公判を開くことを決めた。

 ほかに強制起訴されているのは、いずれも元副社長で原子力部門のトップだった武藤栄被告(66)と武黒一郎被告(71)。震災当時に東電幹部が、原発を襲う巨大な津波の発生を予見できたかや、対策をしていれば事故が防げたのかが主な争点になる。

 起訴状によると、元幹部3人は、巨大な津波による重大事故の発生が予見できたのに対策を怠り、11年3月の東日本大震災で10メートル超の津波に襲われて原発の建屋が浸水し、炉心損傷などの事故を起こして、近隣病院の入院患者を避難中に死亡させるなどしたとされる。

 元幹部3人の刑事責任をめぐっては、検察が2度にわたって不起訴処分とし、15年に市民でつくる検察審査会が2度目の「起訴相当」を議決。検察官役の指定弁護士が16年2月に強制起訴した。(志村英司)
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検察審査会の2度にわたる「起訴相当」議決によって強制起訴となった元東電経営陣3被告の刑事裁判。初公判がいよいよ6月30日に東京地裁で開催されることが決まった。3被告とその弁護側の猛烈な抵抗と遅延戦術により、これまで公判前整理手続ばかりが延々と続いてきた刑事訴訟がいよいよ動き出す。

なお、この初公判決定を受け、福島原発刑事訴訟支援団の佐藤和良団長のコメントが発表された。その全文は以下の通りである。当ブログは、この支援団のメンバーとして、今後も訴訟の行方を注視するとともに、必要な支援を行っていく。

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福島原発刑事訴訟支援団 団長コメント

初公判が決まった! 今こそ支援団に結集し、福島原発事故の原因と刑事責任を明らかにしよう!

ようやく、東京電力福島第一原発事故の刑事裁判の初公判が決まりました。

東京地裁刑事4部(永淵健一裁判長)は、5月24日、第1回公判期日を6月30日10時、東京地裁104号法廷と指定しました。

思えば、あの2011年3月11日の福島第一原発事故から6年、福島原発告訴団14,716人の集団告訴から5年、昨年2月の検察官役の指定弁護士による勝俣恒久元東京電力会長ら3名の強制起訴から1年が過ぎました。

福島原発刑事訴訟支援団は、昨年1月の結成以来、「一日も早く裁判を!」と東京地裁刑事4部に、公正かつ早期の公判開始を申し入れ、東京地裁前の要請行動を続けてきました。厳しい現実にあきらめず、みんなで、ここまできたのです。

翻って、未だ政府の原子力緊急事態宣言は解除されず、なおも10万余の人々がふるさとを追われ、長期の低線量被曝の受忍の強制の中で、生存権を脅かす福島第一原発事故の深刻かつ甚大な被害に苦しんでいます。

福島第一原発事故の原因究明と東京電力旧経営陣の刑事責任を明らかにして、真の被害者救済の道を開くために、私たちは東京地裁が公正な訴訟指揮と公正な裁判を行うよう、あらためて求めます。

6月6日の第四回目の公判前整理手続きにあわせ、東京地裁への要請行動を行います。そして、6月30日の初公判には、万余の人々で東京地裁を埋めましょう。みなさまのご参集を呼びかけます。一緒に声をあげ続けましょう。

2017年5月24日 福島原発刑事訴訟支援団 団長 佐藤和良

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