安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

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●管理人の著作(いずれも共著)
次世代へつなぐ地域の鉄道——国交省検討会提言を批判する(緑風出版)
地域における鉄道の復権─持続可能な社会への展望(緑風出版)
原発を止める55の方法(宝島社)

●管理人の寄稿
月刊『住民と自治』 2022年8月号 住民の足を守ろう―権利としての地域公共交通
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

北海道勤務5年目に~管理人の近況など

2017-05-01 23:38:15 | 日記
新年度を迎えて早くも1ヶ月が経過した。この4月はJR発足30年の節目のせいか、例年にない慌ただしさで、近況をブログに書く暇もないまま4月が過ぎ去った。

結局、当ブログ管理人は部署換えこそあったものの、勤務場所は変わらず、北海道5年目に入った。現在の会社へ2007年4月に出向してからも10年を経過。昨年末、出向を解除し、出向前の職場に戻すという話もあったものの、結局は立ち消えになった。当ブログ管理人の職場で1月末に突然、退職者が出たこと、家庭の事情のある人が優先されたことなど、いくつかの要因が重なったようだ。

少子高齢化で「一億総介護」「一億総要介護」時代になり、家庭の事情を抱えていない人は人事異動ではきわめて不利な時代が来た。子どももなく、親の介護もない当ブログ管理人のような「便利社員」は、家庭の事情のある人を希望の勤務地、部署に配置した後の「残り部署」に配置されることになる。人事からは「来年、また希望を出してください」といわれたが、福島第1原発事故による被曝の心配をしなくていい北海道は割に気に入っていて、もうこのままでもいいと思っている。

九州の実家の両親からは、ここ数年、会うたびに少しでも実家に近いところに戻ってきてほしいといわれ、率直に言って辟易している。自分の力で決められるなら、是非ともそうしたいが、もともと九州は「特殊」な土地柄だ。地元出身者が居座り続け「独立王国」といわれるほどで、以前、九州から動きたくない人を無理に異動させた結果、退職する事例が相次いだこともあり、人事もかなり及び腰になっている。当ブログ管理人は、採用で最初に配属になった九州から1998年に首都圏に異動する際、「九州から出たら、当分戻れないぞ」と半分冗談、半分本気で当時の上司から言われたものだが、まさかそれから20年近く、一度も九州勤務に戻れないとは夢にも思っていなかった。九州に戻るには、もはや転職以外にないと最近はかなり達観している。

昨年8月に公表した胃がんの予後症状はあまりなく、回復は順調だと思う。ただ、この間、体重はなんと20kgも減少。学生時代の体重より軽くなってしまった。ダイエットに挑戦しては失敗を繰り返している女子の皆さんにはうらやましく思われるかもしれないが、痩せたくて痩せたわけでもなく、また健康的な痩せ方でもないだけにあまり気分のいいものではない。

4月下旬、「ノーモア尼崎事故!生命と安全を守る4.22集会」参加時に、関西の胃がん経験者と会食したが、その人たちは数年経過しても、時々何も食べられない日があるという。当ブログ管理人は、まだ術後9ヶ月、職場復帰からは8ヶ月しか経っていないが、まったく食べられない日は1日もなく、極度に脂っこい物を除けば割と何でも食べることができている。胃の切除手術経験者の中では、どうやら私のほうが「順調すぎる例外」のようだ。

「入院患者が退院後に一番食べたいと言うのが焼肉、ラーメン、お寿司なんです。でもこれらは脂っこかったり、生ものだったりするので、退院直後しばらくは控えてください」と、退院時の栄養指導で栄養士から言われた。このうち、寿司はとっくに食べられるようになった。肉類は、鍋物など油を切った調理法であれば食べられるようになったが、脂が乗ったまま口に入れる焼肉などはまだ恐ろしくて一度も食べていない。ラーメンも一度食べかけたが気分が悪くなり、以降は口にしていない。胃がんになるまでは最も好きなもののひとつだったが、最近は食べられるものだけ食べればいいと考えを改め、粗食を大量に食べる生活からおいしいものを少量食べる生活に切り替え、何とか過ごしてきた。

手術以降、最も困るのがなんと言っても外出先での外食だ。外食産業の極端な人手不足もあって、店舗自体が激減しているのに加え、残った店も焼肉やラーメンなど当ブログ管理人が食べられないものばかりで本当に困っている。その上、期待をかけていた厚労省の受動喫煙防止政策による飲食店「全面禁煙化」も自民党の「老害」どもに覆されそうな気配だ。最近は外食に行く気がまったくせず、出先でもデパ地下やコンビニで弁当を買って済ませることがほとんどになってしまった。

このあたりの事情は、過去に地方駅前の「食」事情として記事を書いたこともあるが、外食産業の衰退と反比例するように、スーパーやデパ地下の弁当・総菜の充実ぶりはすばらしい。カリスマ社会派ブロガー「ちきりん」さんの、4月19日の記事「モノは安く・ヒトは高く」における考察は外食と弁当・総菜の場合にもまったくそのまま当てはまる。客が1人でもいる限り、従業員を張り付け、サービス提供させなければならない外食産業と、その日の分を工場で製造し、出荷してしまえば「仕事は終わり」で従業員が解放される弁当・総菜では、もうスタートラインから違いすぎてまったく勝負にならないのである。外食産業の味やサービス水準が低下しているのに対し、弁当・総菜が充実してきているのは合理的なのだ。当ブログ管理人の外出先での食事は今後も弁当・総菜中心になるだろう。

手術前は大好きだったアルコールも、術後はまったく口にしないまま9ヶ月が過ぎた。退院直後は飲みたくて仕方なく、いつ飲酒を「解禁」しようかと、そればかり考えていたが、飲めない日々が続くうち、だんだん欲がなくなってきた。先月くらいからは、もうこのままずっと解禁せず、断酒もいいかな、と思い始めている。

ギャンブルは、自分には賭け事の才能が全くないと悟り、もう20年以上前に足を洗った。このまま断酒に成功すれば、酒、たばこ、ギャンブルの一切ない健全極まる私生活になる。これくらい健全な私生活をしていれば、脱原発、「税金無駄遣い公共事業」批判の主張も説得力を持つだろう。これまで酒に充てていたお金を、唯一残った趣味の鉄道に回せるなら、それはそれでありがたいことかもしれない。

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