安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

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次世代へつなぐ地域の鉄道——国交省検討会提言を批判する(緑風出版)
地域における鉄道の復権─持続可能な社会への展望(緑風出版)
原発を止める55の方法(宝島社)

●管理人の寄稿
ローカル鉄道に国・自治体・住民はどう向き合うべきか(月刊『住民と自治』 2022年8月号掲載)
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

【管理人よりお知らせ】『100人の母たち~“原発”のない世界へ 私は子どもを守りたい』が刊行

2012-11-26 20:11:51 | 書評・本の紹介
管理人よりお知らせです。

このたび、『100人の母たち~“原発”のない世界へ 私は子どもを守りたい。』が刊行されました。出版元の「南方出版」は聞き慣れない名前ですが、九州を拠点とする地域出版社です。

我が夫婦には子どもがいないので、残念ながらこの本には「出場資格」がありませんでしたが、福島から九州に避難して活動する知人が母親の立場から登場しています。

内容は、お買い求めの上お読みいただきたいと思います。子どもと触れ合う母親100人の写真を中心に、それぞれの母親たちが自分の言葉で脱原発への思いを綴った好著となっています。

「こうした綺麗な形でいのちを脅かすものを告発するのは見たことがない。いい仕事だ」という報道写真家・福島菊次郎さんの短いコメントがこの本を紹介し尽くしていると思います。それぞれの母親と子どもとの日常の中から、強い決意が伝わってきます。元気な子どもと一緒にいられる幸せの他にいったい何が必要なのか、そしてその極上の幸せを奪われかけた母親たちが、いかに必死にこの間子どもを守ってきたか、その思いに本書を通じてぜひ触れていただきたいと思います。

当ブログ管理人は、これまで、アフガニスタンやイラクなどの写真展を開催してきた経験があります。そこで展示される写真には、戦火の中で傷ついた子どもを抱える母親、戦争への悲しみをたたえた母親たちが数多く登場し、来場者を引きつけました。

当ブログ管理人のそうした経験から言えば、命を産み育てる象徴的存在である「母」が大きくクローズアップされるときは、その社会にとって「生命の危機」と言えます。日本で次々とこのような写真集が生まれ、無名の母親が大きくクローズアップされている社会状況が、日本にとって何を意味するかはこれ以上説明の必要はないでしょう。

当ブログがこのような本を紹介しなくてすむ日が来ることを願っています。

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