安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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御巣鷹事故から24年

2009-08-12 22:22:27 | 鉄道・公共交通/安全問題
「8・12」遺族の悲しみ、日航社員の教訓に(読売新聞) - goo ニュース

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 520人が犠牲となった日航ジャンボ機の墜落事故から24年を迎える今月12日、日本航空の社員教育施設「安全啓発センター」(東京都大田区)の展示品に、事故後まもない時期に遺族がつづった文章が加わる。

 同社では現在、事故後に入社した社員が約8割に上る。事故を直接知らない社員に遺族の声に触れさせ、安全意識を高めたい考えだ。

 「いまだに朝に夕に、特に夕方6~7時になると空を見上げては、亡き我が子の名を呼ばない日はありません」(1986年9月発行)

 新たに展示されるのは、事故が発生した85年に遺族が発足させた「8・12連絡会」事務局に会員が寄せた手紙の抜粋。事故後2年以内に会報「おすたか」に掲載された遺族の声で、肉親を突然失った悲しみが伝わってくる。

 同センターは予約すれば一般の見学も可能。問い合わせ先は03・3747・4491。
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御巣鷹のあの忌まわしい事故から24年、また夏がやってきた。遺族も年々高齢化していく中で、日航が遺族と共に歩む姿勢を見せ、社員啓発に事故の教訓を取り入れていこうとしているのは良いことだ。

あらゆる交通機関は労働集約型産業であり、いかに機械化が進もうとも、現場の安全は人で持つ。ここ数年、日航が社員教育に事故の経験を取り入れ始めたのは、安全を守っていく上で社員こそが宝物だと経営陣が知ったからだろう。

安全啓発センターの展示物も年々充実している。ただ、電話で見学予約を取ろうとしたところ、「3ヶ月先まで予約でいっぱい」と言われ、果たせなかった。すでに5万人を超える人がこの啓発センターを見学したという。交通機関の安全に対する国民の関心が高まっているのは嬉しいことだが、せっかくいい施設を作ったのだから、もう少し混雑を緩和してくれないだろうか。

御巣鷹尾根への登山道 改修工事完成(毎日新聞)

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 520人が犠牲になった85年の日航ジャンボ機墜落事故で、慰霊の日(8月12日)を前に、墜落現場の群馬県上野村・御巣鷹の尾根に通じる登山道の改修工事が終わり、竣工(しゅんこう)式が31日あった。高齢化が進む遺族のため、慰霊登山の負担軽減と安全性の向上を図った。

 登山口から墜落現場に建つ「昇魂之碑」までは長さ約800メートル、高低差約180メートル。村が県と財団法人慰霊の園の支援を受け、4月末から整備していた。傾斜がきつい場所に階段830段(幅1.2メートル)を設け、鉄パイプ製の手すりも438メートルにわたって付けた。落石防止ネットも2カ所に整備している。工事費は約2000万円。

 同村楢原の登山道入り口で開かれた竣工式には関係者14人が出席。神田強平村長は「事故から24年を迎え、遺族も慰霊登山が難しくなっている。今回の整備は、みなさんに喜んでもらえるものと確信している」とあいさつし、昇魂之碑まで登って献花した。【畑広志】
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高齢化する遺族のために、今年は上野村の事業として登山道が改修され、より一層「昇魂之碑」に行きやすくなった。当ブログ管理人も、9月の5連休あたり、いよいよここを訪れてみようかと考えている。実現するかどうかは、そのときになってみないとわからないが…。

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