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日本社会は子育て罰の解消を目指すべきだ、と。

2021-07-28 21:27:44 | 読書ノート
末冨芳, 桜井啓太『子育て罰:「親子に冷たい日本」を変えるには』 (光文社新書), 光文社, 2021.

  日本は子育てがやり難く、子育ての負担が大きい社会であると多くの人が感じている。この状態を改善すべく、本書は子育て世帯への所得移転や育児支援を推奨している。著者の末冨芳(敬称略ですいません、末冨先生)は日大文理学部教育学科の教授(つまり僕の同僚)で、いろいろ政府の審議委員もやっており、テレビの報道番組などにも時折出演している。我が学科の看板教授である。もう一人の桜井啓太は立命館大学に所属する生活保護世帯の研究者で、2章と4章(末冨との対談)を担当している。この他の1,3,5章とはじめにとあとがきは末冨が執筆している。疑問の残る点もあるが、子育て世帯に政府が支援することの必要性については僕は大賛成である。とりいそぎ紹介だけ。
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