Charlie Haden, Jan Garbarek, Egberto Gismonti "Magico" ECM, 1980.
ベース、サックス、ギターまたはピアノというトリオでのセッション。おなじトリオで半年後に"Folk Songs"(ECM, 1981)を録音している(共に1979年録音)。どちらも熱くなる場面は皆無、奏者相互の関係も冷たいままだったろうと思わせる。とはいえ、"Folk Songs"の方が曲にややスピード感があり、切迫した印象を与える。こちら"Magico"の方が緊張感が薄く、ゆったりとしている。
1,2,4曲目はアコースティック・ギターによるアルペジオを使った曲で、フォルクローレ風の進行に、Garbarekの孤独を感じさせるサックスが絡むというもの。いかがわしさの無い無国籍情緒感がある。3,5曲目ではピアノがゆったりと奏でられ、スイングしないヨーロッパ風室内楽ジャズになる。いずれにせよ二つのコード楽器を操るGismontiの印象が強く、彼のアルバムと言って良いかもしれない。とはいえ、一番心に残るのはHaden作の3曲目"Silence"である。
ベース、サックス、ギターまたはピアノというトリオでのセッション。おなじトリオで半年後に"Folk Songs"(ECM, 1981)を録音している(共に1979年録音)。どちらも熱くなる場面は皆無、奏者相互の関係も冷たいままだったろうと思わせる。とはいえ、"Folk Songs"の方が曲にややスピード感があり、切迫した印象を与える。こちら"Magico"の方が緊張感が薄く、ゆったりとしている。
1,2,4曲目はアコースティック・ギターによるアルペジオを使った曲で、フォルクローレ風の進行に、Garbarekの孤独を感じさせるサックスが絡むというもの。いかがわしさの無い無国籍情緒感がある。3,5曲目ではピアノがゆったりと奏でられ、スイングしないヨーロッパ風室内楽ジャズになる。いずれにせよ二つのコード楽器を操るGismontiの印象が強く、彼のアルバムと言って良いかもしれない。とはいえ、一番心に残るのはHaden作の3曲目"Silence"である。