Stereolab "Dots and Loops" Elektra, 1997.
いつのまにか活動休止していたStereolabの、たぶんもっとも聴きやすいアルバム。細かいリズムと、ラウンジミュージック風の凝ったバンド演奏の上に、歌いあげない、かつ感情を見せない女性ボーカルがのる。
この前後のアルバムの方が評価は高いようだが、それぞれ実験に凝り過ぎていて全曲聴き通すことがつらい。もっと言えば、このバンドのアルバムの多くは、収録曲のクオリティのバラつきが大きすぎる。しかし、この"Dots and Loops"だけは突出した曲も無ければ、酷い曲も無い。したがって、引っかかることなくスムーズに聴ける。
このアルバムを除くと、曲の出来不出来が激しいという理由のため、このバンドは編集物で聴いたほうがいいと感じる。しかし、一応ベスト盤"Serene Velocity"(Elektra, 2006)は発売されているものの、選曲がいまひとつ("Fluorescences"も"The Free Design"も"Intervals"も未収録だなんて)。活動休止はいい区切りだから、将来もっといい選曲をしたコンピレーションを望みたい。
いつのまにか活動休止していたStereolabの、たぶんもっとも聴きやすいアルバム。細かいリズムと、ラウンジミュージック風の凝ったバンド演奏の上に、歌いあげない、かつ感情を見せない女性ボーカルがのる。
この前後のアルバムの方が評価は高いようだが、それぞれ実験に凝り過ぎていて全曲聴き通すことがつらい。もっと言えば、このバンドのアルバムの多くは、収録曲のクオリティのバラつきが大きすぎる。しかし、この"Dots and Loops"だけは突出した曲も無ければ、酷い曲も無い。したがって、引っかかることなくスムーズに聴ける。
このアルバムを除くと、曲の出来不出来が激しいという理由のため、このバンドは編集物で聴いたほうがいいと感じる。しかし、一応ベスト盤"Serene Velocity"(Elektra, 2006)は発売されているものの、選曲がいまひとつ("Fluorescences"も"The Free Design"も"Intervals"も未収録だなんて)。活動休止はいい区切りだから、将来もっといい選曲をしたコンピレーションを望みたい。