Guillermo Rizzotto "Solo Guitarra" Rip Curl Recordings, 2012.
アコギソロ。もともとは2006年にアルゼンチンで発表されたアルバム。特に現地で話題になったわけでもないのに、目聡い日本人バイヤーが発掘して、2012年に日本盤が発表されたということのようだ。日本盤には一曲ボーナストラックが付いている。
このギジェルモ・リソットは、同じくアルゼンチン出身のQuique Sinesiと比べると民俗音楽度が薄め。フォルクローレの影響はあるけれどもエキゾチズムを感じるほどではないし、スペイン系アコギものにありがちな激しい情熱を表現するわけでもない。どちらかと言えばクラシック系のギター音楽を想起したほうが近い。情動は中庸。基本、静謐で内省的な音楽であるが、暗くなったりはせず暖かみを保っている。
良作だが非常に地味。一聴したとき「こんなん売れるの?」と思ったが、リソットの作品がその後も日本盤で何作か発行されているところを見ると、このデビュー作は日本でそれなりに反響があったようだ。どういう層がどこから情報を仕入れてこの作品に辿り着くのか、まったく見当がつかない。
アコギソロ。もともとは2006年にアルゼンチンで発表されたアルバム。特に現地で話題になったわけでもないのに、目聡い日本人バイヤーが発掘して、2012年に日本盤が発表されたということのようだ。日本盤には一曲ボーナストラックが付いている。
このギジェルモ・リソットは、同じくアルゼンチン出身のQuique Sinesiと比べると民俗音楽度が薄め。フォルクローレの影響はあるけれどもエキゾチズムを感じるほどではないし、スペイン系アコギものにありがちな激しい情熱を表現するわけでもない。どちらかと言えばクラシック系のギター音楽を想起したほうが近い。情動は中庸。基本、静謐で内省的な音楽であるが、暗くなったりはせず暖かみを保っている。
良作だが非常に地味。一聴したとき「こんなん売れるの?」と思ったが、リソットの作品がその後も日本盤で何作か発行されているところを見ると、このデビュー作は日本でそれなりに反響があったようだ。どういう層がどこから情報を仕入れてこの作品に辿り着くのか、まったく見当がつかない。