論文を学会誌や紀要に載せると、30部ぐらいの抜刷りがもらえる。絶対、この抜刷りはさばけない。いつも大量に余る。僕の過去の分も職場のキャビネットにしまったままである。みんなどうしているのだろうか。
紀要論文の場合、出版直後に出会う同じ分野の知人だけに配る。その数三つぐらい。職場の同僚で異分野の研究者に対しては、同じ紀要を持っているので配らない。しかし、数ケ月後にはNII-ELSを通じて論文のPDF版が公開されるので、抜刷りはたちまち意味を失う。キャビネット行きである。
学会誌の抜刷りの場合、職場の所属上長に配る。同分野の研究者には、同じ学会誌を購読しているはずなので配らない。そういうわけで学長と科長、図書館長、合わせて三部。「対外的な研究成果もあげてますよ」という証明として渡すだけである。中身は読まれないだろう。親しい同僚に配ることもあるが、せいぜい二部。あとはキャビネット行きである。
同僚に聞いても同じようなものらしい。場所を取るので困るのだが、さりとて捨てるわけにもいかない。扱いに難儀するシロモノである。
紀要論文の場合、出版直後に出会う同じ分野の知人だけに配る。その数三つぐらい。職場の同僚で異分野の研究者に対しては、同じ紀要を持っているので配らない。しかし、数ケ月後にはNII-ELSを通じて論文のPDF版が公開されるので、抜刷りはたちまち意味を失う。キャビネット行きである。
学会誌の抜刷りの場合、職場の所属上長に配る。同分野の研究者には、同じ学会誌を購読しているはずなので配らない。そういうわけで学長と科長、図書館長、合わせて三部。「対外的な研究成果もあげてますよ」という証明として渡すだけである。中身は読まれないだろう。親しい同僚に配ることもあるが、せいぜい二部。あとはキャビネット行きである。
同僚に聞いても同じようなものらしい。場所を取るので困るのだが、さりとて捨てるわけにもいかない。扱いに難儀するシロモノである。