ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

社員旅行記・倉敷の建物編

2006-11-16 23:45:00 | 旅行記

社員旅行記・倉敷の建物編です。

バスで朝9時過ぎに京都を出発し、岡山サッポロワイナリーでバーベキューの昼食とワインの試飲を楽しんだ後、初日のメインである倉敷へ。この時点で既にビールとチューハイを5本飲んでいました(^_^;。ここでは大原美術館見学と美観地区自由散策というメニューです。大原美術館は初めてでした。幾つか有名な絵はあったのですが、私の心は自由散策・建物探訪の方に行ってしまっていたため、やや駆け足見学となってしまいました。

この日は曇りがちで、建物の写真を撮るにはあまり適していませんでしたが、なまこ壁の蔵造りの建物よりも洋風建築系を中心に他の人とはちょっと違った散策をしました。中国銀行のステンドグラスにはビックリ。大原美術館見学も含めて約2時間あったのですが、短か過ぎました。蔦のからまる「カフェ・グレコ」にも行けずじまいで残念。

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9日ぶりのRUN

2006-11-15 23:25:00 | ランニング

11・12日の土日は社員旅行で倉敷経由で金比羅さんへ行ってました。もちろんRUNは無しですし、食べ過ぎ飲み過ぎ(また体重が2.5kg増・・・)&睡眠不足で、ようやくマラソンモードになってきた身体がすっかりおかしくなってしまいました。その前も風邪気味やったし、ここへきて練習不足&体調不良です。でも、旅行自体は心配していた雨にも殆ど合わず、非常に面白かったです。

福知山フル(23日)も間近に迫り、このままではイカンと感じて昨夜は帰宅後に9日ぶりのRUN。今更長い距離を走っても疲れが蓄積するだけなので、脚と心肺系に適度な刺激と負荷をかけるべくスピード走をすることにしました。

結局、1周約1.7kmのコース(自宅周辺の道路です)を①7’45”②7’46”③7’43”④7’12”で4周しました。①~③周目はキロ4分40秒のイーブンペース、ラストの④周目はペースアップしてキロ4分20秒と9日ぶりにしてはまずまずの走りでした。身体は重い感じがあったのですが、脚はそこそこ動き、やはり先日の吉野川ハーフがよいトレーニングになったようです。ただ、走り終えた直後に左ひざ頭に痛みを感じ、マズイ!と思ったのですが、今日は何ともなくホッとしました。

福知山フルまであと約1週間、やはり怖いのは風邪ですね。ブログも控えめにして体調管理をきっちりしようっと。

写真は、淡路SAから見た明石大橋と対岸の模様です。

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堺の洋風建築

2006-11-13 22:55:00 | まち歩き

びんみんさんのブログ”日常旅行日記”で書かれていた”堺東の和洋折衷住宅”。以前、私も”堺の洋館付き住宅-2”で一部をアップしていたのですが、2人が歩いた道筋(但し、逆ルート)&注目した建物はほぼ同じだったようです。

このときは、方災除けの祈祷をしてもらいに南海電鉄高野線の堺東駅から方違神社(ほうちがいじんじゃ)に徒歩で向かったのですが、往復の道中で数軒のレトロな洋風住宅を見かけて「へえーっ!」と思ったものでした。実はこれらの建物は、むか~し、むか~し私が通っていた高校のすぐ近所にあったのですが、当時は全くその存在に気づいておらず(汗)、しかもそれが今も残っていたとあって感激あらたでした。

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20040923037_t 蔵風の洋館部分を持つ1軒目については、写真も含めて以前の記事をご覧ください。また、以下は某MLに書いた文章の再掲です。

ちょっと道順を変えた復路では、ハーフチンバー調(? 下部は下見板貼りでもありハーフチンバーとは言い切りにくい)の割と大きめの洋風住宅。水色っぽい色調で上部に味わいがあり、なかなかいい感じ。へえ、こんなところに残っているんやなあとちょっと嬉しくなりました。
実はここは遠くから妻がまず発見。最近少し目が鍛えられてきたのかな? ええこっちゃ、ええこっちゃ。

で、次に見たのが、住之江地区などでよく見かける「辻栄」の洋風長屋っぽい左右対称の2戸1構成の2邸。かなりくたびれてはいましたが、木製窓部や飾りのデザインなど当初の姿をかなりよく留めていました。少し立ち止まって眺めていると、他にもやはり立ち止まるご夫婦もおられました。

大阪市内にも同様な建物はまだかなり残っているとは思いますが、予想もしなかった超狭いエリアでごきげんな建物に出会ってちょっと得をした気分でした。いずれ、もう少し広い範囲を再訪してみたいものです。


中本マリ(Voice)

2006-11-10 23:25:00 | 音楽

Nakamoto1 久々にオークションで購入したのがジャズ・ヴォーカリスト中本マリさんのCDです。ジャズは全然詳しくないしCDも殆ど持っていないのですが、以前書店で立ち読みした本でこのCDがオススメとして紹介されており、1・5・6のような一般にもよく良く知られた名曲が含まれていることもあって手に入れました。9・12のような映画音楽が含まれているのも(元)映画ファンとして気に入りましたね。

1 煙が目にしみる
2 レフト・アローン
3 ジョージア・アローン~ジョージア・オン・マイ・マインド
4 ソフィスティケイテッド・レディー
5 この素晴らしき世界
6 ダニー・ボーイ
7 クライ・ミー・ア・リヴァー
8 シークレット・ラヴ
9 シェルブールの雨傘
10 スカイラーク
11 バークレー・スクエアのナイチンゲール
12 シャレード

早速聴いてみると、「 煙が目にしみる」がちょっとハスキーだけれど伸びやかな歌声で始まりました。ええ感じです。「この素晴らしき世界」は軽やか、「ダニー・ボーイ」はささやくような密やかさと、予想外の歌い方なのも嬉しかったです。

「ダニー・ボーイ」は、お気に入りCD:スターダストレビューの「DEVOTION」でも素晴らしい曲に仕上がっていましたし、やはりお気に入りの映画「ブラス!」でも非常に印象的な使われ方をされていました(こちらは歌はなし)。しかし、それとは全く異なったアプローチにゾクッとしました。

ここ数日、このCDを聴きながら寝ているのですが、いつも半分くらい聴いて眠ってしまってます。

※土日は社員旅行のためブログはお休みとなる予定です。


幻夜(東野圭吾)

2006-11-09 22:10:00 | 15:は行の作家

Genya1_1 幻夜(集英社)
★★★★~★★★★☆’:80~85点

またまたですが、読書仲間のそらさん(日だまりで読書)も感想を書いておられる「幻夜」を読了しました。

この作品は、かの衝撃作「白夜行」とは双子の関係にあるとか、続編の関係にあると言われているものです。上下2段組み524ページの長編を一気に読ませる東野圭吾さんの手腕はさすがでしたが、衝撃度・感銘度は「白夜行」の方が上と感じました。写真が重要なポイントとなってくる中盤あたりは非常に面白く、ワクワク(ゾクゾクか?)しながら読んだのですが、終盤になるにつれて物語は深みを増すというよりも展開が早くなり、水原雅也と加藤刑事が遂に相対する場面など「え?こうなるの?」といった感じで拍子抜け。まあ、「白夜行」からもこれは想像できるといえば想像できたのですが、それ以上のラストを期待していただけに惜しいなあというのが本音でした。

「白夜行」と比較してみると、確かに、とある事件をきっかけに悪に手を染めてどんどん堕ちていく男女(女が主で男が従--雅也は桐原亮司以上に可哀想)、たった一人になっても執拗に追いかける刑事、風と共に去りぬ、スカーレット・オハラ、ブティック「ホワイト・ナイト(白夜)」、太陽・・・といった内容・フレーズなど明らかに「白夜行」を意識させますが、描き方はかなり異なっていました。

「白夜行」は最後まで主人公二人の真の気持ち・考えが明らかにされない、二人の会話のやりとりも示されない、いったい誰が何をどうやったのかの具体的手口も殆ど明らかにされない・・・全て読者が類推するのみ。そういった不気味さ・不可解さがあったゆえか、底知れない情念というか暗い・黒いエネルギーを感じたのですが、本作では、殆ど全てが提示されます。ただ1点、新海美冬の過去と本当の気持ちのみが最後まで謎に包まれたままで。これはこれで怖かったですが・・・。

読んでいる途中、宮部みゆきさんの作品との共通点を感じました。ある人物になりすますという点で「火車」の新城喬子(?)を、考えること・やること・やらせることのエゲツなさ(非人間的な無茶苦茶さ)という点で「模倣犯」のピースを彷彿とさせます。

「白夜行」は原作と全く異なった描き方をしたTVの影響もあって、唐沢雪穂がそう悪女でもないようにも思えたのですが(綾瀬はるかさんの演技や人柄もあるかな?)、新海美冬は全く救いようのない人物・生き方だと思ってしまいました。

新海美冬とは一体誰なのか。彼女の生い立ちは? これまでにどんな人生をおくってき
たのか。彼女が生きている・生きていく目的は何か?彼女にとって幸せとは何か?彼女は真に幸せを感じることがあるのか?美冬は人間として精神的に破綻している?お金や地位や美貌だけを追い求めているとも思えないのですが・・・。頭が良く綺麗なのに、美冬がこのような生き方しかできない理由は?など、色々と考えさせられる凄い作品ではありました。東野圭吾さんはよくぞこんな人物を考えついたものだと思います。しかし、もう少し心の闇の部分を解き明かしてほしかったなあ。

また、もう一つの疑問としては、整形手術を繰り返す・繰り返してきたとしても、かなり有名になった人物がこれほどスパッと過去を隠して、過去を断ち切って生きることができるものだろうかということでした。

「白夜行」と双子の関係にあるとは思いますが、私は続編とはとらえませんでしたね。しかし、2作合わせて非常に実験的というか野心的な作品でした。

**************** Amazonより ****************
1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。あの『白夜行』の衝撃が蘇る!
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P.S.その他参考ブログ(11/12追加)

 ◎ぐれえすさんの”お犬と本のある暮らし”
 ◎ゆきうさぎさんの♪ウサギ・絵・花・本・写真・・・♪
 ※お二方の記事、見つけることができていませんでした。失礼!