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あえて言えば、難病(ベーチェット病)を題材にした純愛映画でしょうか。
つらいシーンはあるのですが、あまり深刻になりすぎず、淡々とした静かな描写が美しい長崎の風景と相まって印象的でした。同じ題材でも、アメリカ映画だったら異なった描き方をするだろうなと思いながら見ていました。
その意味で日本的な映画でしたね。
ストーリーは類型的とも言えるのですが、主人公の大沢たかおの脇を固める俳優が良かったです。彼の目となることを決意した陽子の大きな愛。石田ゆり子は理知的で頑固で愛くるしい陽子役にぴったりでした。
田辺誠一 :友として、べたつきのない明るい接し方が好ましい
渡辺えり子:ほどよい笑いを提供
松村達雄 :久々にお顔を拝見。枯れた味が見事。隆之にとってこれからの人生の師
となるのか
富司純子 :母としてつらい立場にありながらも気丈にふるまう。そばに陽子がいて
くれる嬉しさ
小学校の教諭として生徒たちから慕われていた隆之。
病気のために職を辞したのですが、教え子から来た手紙が胸を打ちます。
「先生、岡部が(?)いじめにあっているようです。先生、助けに来てください」
かなり進んだ病状。子供達のもとへ助けに行けないもどかしさ・悔しさ・・・。
このシーンは良かったですね。
徐々に進行する病気の恐怖と闘いながらも、生まれ故郷の景色を、愛する人々の顔を脳裏に焼き付けておこうとする隆之。そんな彼を何とか支えようとする周囲の人々。
隆之の人柄の良さもあるのでしょうが、人々の優しさが心にしみ入りました。
”人はみな一人では生きていけないものだから”(さだまさし ならぬ 中村雅俊)
■参考ブログ:jura'file+++movie
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映画の本質から外れますが、この映画は建築ファンとしても嬉しかったです。
実はこの日、「九州遺産」という本を購入。そこにあった活水学院の写真に目を見張ったのですが、その建物が夜に見た映画に出てくるとは!何という偶然。
隆之の実家の家も良かったですね。
外観全景は映らなかったのですが、下見板貼りの外壁。玄関脇の丸窓。室内には味わいのあるステンドグラスが間仕切り的に使われていました。
インテリアも含めて喫茶店のような感じだなあと思いましたが、実際の建物もそうだったのかな?
緑の多い庭も美しかったです。
長崎は行ったことがないのですが、素敵な街ですね。
長崎の街がこの映画をより印象づけてくれました。
び、びっくり!参考ブログなんて、恐縮です。(でも、ものすご~く嬉しくなってます。)ありがとうございます!
そして、コメント&TBありがとうございました。ご紹介頂いてるので、どうしたものか?と迷いダブルのでTBは見送りました。
さて、映画。ホントに、静けさの中で描かれていて、街並みの美しさと自然の鮮やかさが、物語に凛とした空気を添えている感じがしました。
ひろ009さんと同じように役者陣に引き込まれました。
ホントに「助けに来てください!(by教え子)」の言葉が届いた時の心の揺らぎは、痛かったです。すぐに飛んで行きたかったでしょうね。
こう思い起こした時に、じ~んと甦る感情があるような気がします。
私は長崎は数回訪れましたが、高所恐怖症?の私は、見上げる山の上の住宅に軽く眩暈を感じました。でも独特の雰囲気が魅力的だと思います。機会があったら出かけてみては?
・・・長々すみません。
ひろさんって、日本映画を結構観てるんですね。
僕は最近ほとんど観てないです。
しかも恋愛映画というか純愛映画というか・・。「せかちゅー」もそうですよね。
ドラマは少し見てたのですが、これに関しては映画を先にみるべきかなと
思って途中でやめました。菅野ちゃんは好きだけど、藤木直人はね・・・。
ひょっとして、「いま、会い」も好きなほうですか?
僕はちょっと観てみたいなーと思ってます。ドラマは、、、うーん。
邦画をよく見るようになったのは社会人になってからですね。
洋画もそうなのですが、キネマ旬報の年間ベストテンなどを参考にして見る映画を決めていました。この場合、封切り館ではなく2番館や名画座で見ることになるのですが。
邦画は大林作品をはじめとする青春もの・ファンンタジーものが好きでしたが、最近は何でも見ます。
本当は映画館で見たいのですが、家で妻とDVDやビデオで見ることが多いですね。
「いま、会い」、チェック入れてます。
TVドラマは結構一緒に見ます。
ここのところ、我が家(息子も含む)では「離婚弁護士Ⅱ」にはまっていました。それが、昨日終わってしまいました。残念。
「解夏」はいつもレンタルショップで目に止まるのですが、なかなか借りることができずに、現在に至っています。
この映画には、松村達雄が出ているのですか?
なんだか、懐かしいですね。というより、すごいですね。もう90歳ぐらいですよね。
「ホームドラマのおとうさん」として松村達雄、新藤英太郎、佐野周二が印象深いです。
コメントありがとうございます。
なんと松村達雄さんが亡くなられましたね。
”久々にお顔を拝見”と書いたばかりなのでビックリしました。
しかも、僕がDVDを見たときには既に亡くなられていたとは。。。
やはり解夏が遺作のようですね。
最後に素晴らしい演技を見せて頂きました。
黒澤明の「まあだだよ」も良かったと思いますが、寅さんのおいちゃん役が
一番印象に残っています。
謹んでご冥福をお祈り致します。
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我が家では夫婦で篠原涼子の「anego」や草なぎクンの「恋におちたら~僕の成功の秘密~」などのTVドラマを面白く見ていました。
子供達と一緒に見るのはスポーツやお笑い(「笑金」や「エンタの神様」など)が多いですね。
妻は「NARUTO」も面白いと言ってます。
結構大人でもファンが多いらしいです。
ご冥福お祈りします.
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「anego」は妻のお気に入りでした.これも終わったそうですね.
息子は「NARUTO」よりも「鋼の錬金術師」が好きなようです.
わたしは,以外に「ワンピース」が好きです.