今月の「関西洋風建築めぐり講座」は奈良でした。
現在、正倉院展が開催されていることもあってか奈良は観光客でいっぱいでしたが、今回の見学先の1つである旅館「静観荘」さんがある東木辻町あたりは、中心地から少し離れており、静かな佇まいでした。
”歴史古都 奈良の癒し宿” 旅館「静観荘」さんのオフィシャルサイトはこちらです。
「静観荘」さんは元遊郭建築で、現在は旅館をされています。
唐破風の玄関は堂々の佇まいです。
このようなドーム型の天井は初めて見ました。
玄関右手にはガラスエッチングの窓がありました。
鹿や五重塔など奈良の景色が描かれていて美しいです。
広い玄関ホールの向こうには丸窓が見え、その右手には中庭が広がっているようです。
おおーっ広い!凄い!
中庭の周りの建物も佇まいが素晴らしいです。
お庭もよく手入れされていますね。
丸窓の向こうには開かれた廊下が伸びています。
上の写真右側の橋を渡って、大正時代に建てられたという建物も1階を少し拝見させて頂きました。この屋根裏というか軒裏も凄いです。
座敷は床の間の天袋や違い棚が美しく、床框には螺鈿細工が施されて豪華です。
但し、この建物の2階を含めて古い建物はやや傷みが進んでいるとのことで、通常は立ち入り禁止になっています。
やはり立ち入り禁止となっている西側の建物には、不思議な雰囲気の一画がありました。
西側の建物を横手から少し覗かせて頂きました。この先は立ち入り禁止です。
2つある浴室のうちの1つです。
タイルが美しいです。
トイレの天井にもビックリです。
そして、現在も客室として使われている正面(東側)建物の二階部分です。
部屋の名前に合わせてしつらえられた飾り窓がユニークです。
階段吹き抜け部の照明も美しいです。
そろそろお暇しましょう。
再び玄関ホールに戻ってきました。
こんな豊穣の空間があったとは!
静観荘さんは中庭を含めて素晴らしい佇まいの旅館でした。
しかし、これだけの規模の旅館を維持されることは大変だと思います。
最近は外国からの観光客の宿泊が多いようですが、素泊まりで1泊4200円はとてもリーズナブルだと思いますし、大阪が自宅の私も一度泊まってみたいなあと思いました。皆さんもぜひ静観荘さんでお泊りください。
いやあ、久々の見学翌日のブログアップでした。
素早いアップですね~先を越されました~
外からは想像できない広々とした中庭が魅力の旅館でしたね。
立ち入り禁止の西側の建物、洋風な?扉があったんですね、気づきませんでした。
二階の客室も見逃してしまったような・・
土曜日はお疲れさまでした。
今回も盛りだくさんでしたね。
静観荘では写真を撮る時間が全然なくて、私も二階は短時間にぱぱっと撮っただけでした。
K 先生のお話がちょっと長かったかなあ。
忘年会の連絡も必要だったし、時間不足は致し方なしでしたかね?