ネットで川西市の火打というところに凄い洋館が2つあると知り、午後から時おり雪がちらつく寒ーい中を出かけました。
1つは火打2丁目の勝福寺の門前にあるI邸でした。おおーっ、これは凄いインパクトがあります。マンサード屋根にドイツ風のスタッコ仕上げの外壁といえば良いのでしょうか。木部などのデザインもシンプルですが味わいがあります。玄関周りはポーチの屋根が和風、柱などは洋風という融合デザインのようですが、いずれもオーソドックスなものを少し崩したような不思議なデザインになっています。このようなデザインは初めて見ました。
最初、遠くからこの洋館を見つけたとき、洋風アパートかな?とも思いましたが、一軒のお宅のようです。かなり広い敷地内に別途、家が建てられており、現在はそちらをメインに住んでおられるのでしょうか。
建築年は昭和初期ですかね?いずれにしても、木製窓枠も殆ど残っているようですし、貴重な凄い洋館だと思います。お寺のすぐ前の洋館というのもユニークです。
そしてこの後、もう一軒の洋館を探しにとりあえず南の方を歩いてみるとにしました。
お隣の雲雀丘花屋敷でもこんな赤い腰折屋根の洋館をいくつか見ましたがなんだかこちらの洋館の方がすごい迫力を感じます。
ペンキハゲハゲの木の柵にもただならぬ存在感が・・
話は変わりまして、以前本のコーナーでおすすめされてた稲葉なおとの「ゼロマイル」、建築絡みの話ということで興味を持ったので図書館で取り寄せていて今日やっと入手しました。
読み始めですが面白そうです、楽しませていただいてます~
私もこの2つのお宅のことはつい最近まで知りませんでした。
雲雀丘花屋敷は地域全体に凄い洋館がありそうな気配がありますが、こちらは回りが和風の中に忽然と洋館が現れる驚きがあります。確かに、何とも言えない”迫力”を感じます。
建築ファンとしては、敷地外からほぼ全周を見ることができるのが嬉しいです。住んでおられる方にとっては回りをウロウロされるのは迷惑なのかもしれませんが、誇りに思って頂けたら嬉しいですね。
「ゼロマイル」、建築と旅を題材にしたロード・ムービー的ですし、父と息子の心の絆の物語でもあります。また、感想を聞かせてください。
すごくよかったです!
子どもとの旅は我が家もよくするので、このカメラマンの父に思い切り共感を覚えてしまい、うなずけることが多々ありました。(子どももうちと同年代の二年生なので重ね合わせてしまい)
旅先では子どもと共に感動を分かち合いたい、って思ってても子どもにその気がなかったり・・
自分に目的がある時に(建築巡りなど?!)時には子どもが足かせになったり、時間に追われた主人公の苛立ちや焦りなんかも手に取るように伝わってきて面白かったです。
アール・デコのホテルや景色の描写も想像力が掻き立てられて楽しめまし、
子が父のことを思う気持ちもいじましくて泣ける場面もいくつかあり・・
たくさんの共感と感動を覚えた良い本でした~
稲葉なおとは「名建築に泊まる」を何度か借りて読んだことあったのですが、こんな小説も書いていたとは知りませんでした。
ついでに「巨匠の宿」も見つけたので借りたのですが、その中の実体験のエピソードが小説の中に少し取り入れられてたりと、いろいろ発見・・
長々と失礼しました~
又参考にさせてください。
どうもありがとうございました!
ゼロマイルの感想をびっしりと書いて頂き、ありがとうございました。この本のファンが増えて嬉しいです。
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旅先では子どもと共に感動を分かち合いたい、って思ってても子どもにその気がなかったり・・
自分に目的がある時に(建築巡りなど?!)時には子どもが足かせになったり、時間に追われた主人公の苛立ちや焦りなんかも手に取るように伝わってきて面白かったです。
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これらの感想は全く同感!(笑)
でも、本では最後は実に良い親子関係の親子になってめでたし、めでたしでした。親子共に成長したのかもね。
小説なので致し方ないのですが、アール・デコのホテルについては写真が欲しかったですね。アール・デコ・ザ・ホテルをまた読まなくっちゃ!「巨匠の宿」は読んだのだったかな?忘れてしまいました(汗)。
おー、ここで稲葉さんについてのコメントを頂けるとは。
情報をありがとうございました!「婦人画報」の小説のことはさすがに知りませんでした(汗)。今度は父親と娘の話もあるのですね。これは読まねば!です。
「ゼロ・マイル」について、こちらの記事も読んで頂けましたでしょうか?
http://hiro009.blogzine.jp/jupiter/2008/11/0_mile_9ab3.html
昨日、この教えていただいた洋館二軒見てきました。
二軒ともほんとに独特な雰囲気のお屋敷で、生で見れてよかったです。HANAREのあんなに近くだったとは・・全く気づきませんでした。
ありがとうございました。
こんばんは。
火打の洋館、無事発見されたようで良かったです。
mayumamaさんがご存じのカフェのすぐそばということで、
探しやすかったみたいですね。
二軒ともホントに凄い建物です。
全周ぐるりと回って見ることができるのも建築ファンとしては嬉しい限りです。