中国漁船がぶつかったのは戦略だ

中国の最新鋭漁業監視船「漁政310号」が、東シナ海の尖閣諸島に向かった。監視船は二機の艦載ヘリコプターを初装備しているという。
 中国は、尖閣諸島沖での漁船衝突事件を受け、漁船保護を理由に尖閣諸島に派遣するというが、それはおかしいではないか。
 
 日本の巡視船にぶつかったのは中国の漁船であって、中国の漁船が巡視船に衝突しなければ、なんの問題もおこらなかったのだ。
 それなのに、まるで中国の漁船が被害を受けたから漁業監視船を尖閣諸島に派遣するという印象だ。それはあまりにもご都合主義なやり方である。
 もっと注目しなければならないのは、尖閣諸島の衝突から数ヶ月しか経過していないのに、最新鋭の漁業監視船を準備できたことだ。もし、尖閣の衝突事故が中国政府にも予期していなかったなら、こんなに早く最新鋭の漁業監視船を準備できないはずだ。こんなに早く準備できたのはおかしい。
 何年も前から計画していない限り、こんなに早く最新鋭漁業監視船を準備できるはずがない。

 中国漁船が巡視船に衝突したのは尖閣諸島への最新鋭漁業監視船を派遣する口実をつくるためだったのだ。尖閣諸島の領海拡大は中国国家の戦略目標となっている。その戦略を実行に移したのが、中国漁船の巡視船への衝突なのだ。

 中国漁船が巡視船に衝突したのは戦略にもとずいた計画的な行動だった。

 ベトナムやフィリピンでも中国漁船がトラブルを起こし、それを理由に軍隊が登場し、南沙諸島を支配したのだ。そのやり方を尖閣諸島でも実行しようとしていると見るべきであろう。

 日本政府は尖閣諸島での中国の戦略戦術を研究し、中国の野望を打ち砕くべきだ。



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