「長期戦見据え運動を」は敗北宣言



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「長期戦見据え運動を」は敗北宣言
 米軍キャンプ・シュワブの「K9護岸」建設現場で本格的な埋立が始まった。9日午前には網袋に入っていない砕石の投下作業が実施されたが、同護岸だけでダンプ9千台分以上砕石が必要とされている。
 そのことについて、沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏は、
「本格的な埋め立て工事と思われるものが昨日から始まったが、K9護岸のだけでもダンプ9千台分以上の砕石が必要だ。長期戦になることを見据え運動をする必要がある」
と、奇妙な発言をしている。
 辺野古基地建設反対運動は基地建設を阻止するのが目的である。建設工事が進めば進むほど阻止するのは困難になる。9千台分以上の砕石が必要であるから埋め立て工事が長期になることは分かる。しかし、工事が長期間になるのに合わせて建設反対運動も長期戦にするということは埋め立て工事が進むことを容認するということになる。北上田毅氏の発言は工事が終わるまで反対運動を続け、終わった時に反対運動も終わると解釈することができる。つまり、工事が完成することを北上田氏は暗に認めていることになる。北上田氏だけではない。共産党の志位和夫委員長も翁長知事と非公式の会談をした後に、
「県民が諦めない限り、新基地は作られない。万、万、万が一、基地を作っても、そんな基地は維持できない」
と記者団に述べている。志位委員長は辺野古が万、万、万が一に基地が作られると言ったのだ。そんな基地は維持できないと志位委員長は言っているが、作ってしまえば基地の維持は簡単である。基地は作られないと言っているが、本音では基地が作られることを認めているから、万、万、万が一に基地が作られると志位委員長は言ったのである。作らせない自信があったらそんなことを言うはずがない。志位委員長は辺野古基地が作られることは止めようがないことを承知しているのだ。米軍基地反対運動を続けていきたいし、基地建設が進んでいっても反対運動が下火にならないことを願っているから「県民が諦めない限り、新基地は作られない」とか「そんな基地は維持できない」と言うのである。共産党に辺野古基地建設を止める有効な手段はないことを志位委員長が認めたといってもいいだろう。

 志位委員長はは「安倍政権が進めている作戦は、ともかく工事を進め、既成事実をつくれば県民は諦めるだろう、この一点だ。卑劣な打算だ」と泣き言を言った。
 安倍政権に志位委員長のいうような作戦なんてあるはずがない。埋め立て申請、ボーリング調査、埋め立て工事開始と普通に建設工事を進めているだけだ。それを県民を諦めさせる作戦とは笑ってしまう。工事が進めば辺野古移設を認める県民が増えていくことは確実である。共産党はそのことを一番恐れている。恐れているから普通に建設工事を進めていることを安部政権の作戦のように見えるのである。工事を進めるのは当たり前のことであるのに志位委員長の目には「卑劣な打算」に見えるのである。

志位委員長は、
「沖縄の闘いを全国の問題にして、日本の民主主義の闘いとして進めたい」
と言った。志位委員長が敵対しているのは安倍政権のようであるが本質的には安倍政権ではない。日本の議会制民主主義体制である。辺野古のキャンプ・シュワブへの移設は小泉政権に始まり、民主党の鳩山政権、管政権、そして安部政権へと引き継がれていった。安倍政権だけで辺野古移設を決めたわけではない。そして、辺野古移設が決まるまでには紆余曲折があり、島袋名護市長、仲井眞県知事、辺野古区などが深く関わっている。
 辺野古基地建設は議会制民主主義国家日本の地方自治法や公有水面埋立法に則って決まったものである。志位委員長のいう辺野古基地建設反対の沖縄の闘いは日本の法律を破るものである。翁長知事の承認取り消しは違法行為であると最高裁が判断した。議会制民主主義の法律を破る沖縄の闘いを日本の民主主義の闘いにすることは日本の議会制民主主義を否定するものである。議会制民主主義の選挙制度、法治主義、三権分立を否定する志位委員長の民主主義とはなにか。それは共産党イデオロギーである。共産党が正しいと決めたことを実現することが志位委員長のいう民主主義である。そんな民主主義は共産党員以外は誰も認めない。
 共産党イデオロギーを民主主義と呼び、議会制民主主義社会である日本で民主主義の美名に乗って共産党イデオロギー民主主義革命を起こそうとしているのが共産党である。「民主主義革命」を起こすための共産党員を増やすのが今の共産党の目標である。だから、辺野古基地建設を止めることができなくても建設反対運動をやって党員を増やしたいのだ。「沖縄の闘い」を全国に広めることによって党員を増やすのが共産党の狙いである。
だから、辺野古基地建設阻止を強調するのではなく、「県民が諦めない限り、新基地は作られない」と言い、「基地を作っても、そんな基地は維持できない」と言って反基地運動を続けていくようにするのである。

本当の民主主義である議会制民主主義に共産党イデオロギーの偽の民主主義が勝てるはずがない。辺野古基地建設のように共産党イデオロギーは敗北していく。

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