沖縄タイムスは分裂主義者




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目次

〇沖縄の狂った話1・・・琉球民族主義は民族差別主義だ
〇沖縄の狂った話2・・・米軍がいるから戦争に巻き込まれるは妄想

〇ブログ
「狼魔人日記」より・・・末松氏大敗の意味

〇彼女は慰安婦ではない 違法 少女売春婦だ2

〇「狼魔人日記」河野談話撤回の好機!

〇「狼魔人日記」と「沖縄に内なる民主主義はあるか」は島袋氏を応援したけれど

〇名護市民は「県外移設」が不可能であることを証明した

〇ブログ 
沖縄に内なる民主主義はあるか 沖縄の識者の腐敗
               「県民金で転ばぬ」というが

〇軍命令はなかったのに なぜ集団自決は起こったのか

〇特別寄稿・ドキュメント
  集団自決を追って 星雅彦(作家)

〇バーデスの五日間




裏表紙です。名護市街地は辺野古から10km離れています。しかも、間には山があります。
辺野古が安全であり、普天間基地がいかに危険であるかは写真を見れば一目瞭然です。
この事実を多くの人に知ってもらいたいと思って、このような裏表紙にしました。
買わなくてもいいから、裏表紙を見てほしい。
この三つの写真を見ても、辺野古移設に反対するのは「命どぅ宝」の精神が欠けている証拠です。

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沖縄タイムスは分裂主義者

 五月二十三日の沖縄タイムスの社説は「竹富分離決定」「地域の主体性生かそう」の題名であるが、八重山教科書問題で竹富町が地区協議会から抜けて独自に教科書採択することに賛成している社説になっている。

しかし、社説からは「竹富町分離を勝ち取ったぞー」という喜びや覇気が感じられない。タイムスの希望通り竹富町が単独採決をするようになったのだから竹富町の勝利を祝する言葉が並ぶはずであり、今までの国との対立のことはすべて水に流そうと言うはずなのだが、タイムス社説は喜びを語るのではなく、過去を振り返って国や玉津石垣教育長への恨み節の連続だ。

 八重山地区の教科書採択問題で県教育委員会は二十一日、竹富町教育委員会を八重山採択地区から分離し、町単独の採択地区に変更することを決めた。
 竹富町教委の要望に沿ったもので、県教委の判断を評価したい。
               沖縄タイムス社説

 評価しているのなら、単独採択をすることが竹富町にとってどのようなメリットがあるかを述べていくべきである。題名は「地域の主体性生かそう」であるのだから、竹富町独自の主体性を詳しく述べて、それを教育に生かすことがどんなにすばらしく、石垣市、与那国町と一緒の地区協議会に縛られるより大きなメリットがあることを具体的に説明していけばいい。これからのことを考えるとそのことが重要である。ところがタイムス社説は未来ではなく過去を向いて国に対しての恨み節を述べていく。

 ふに落ちないのは文部科学省の対応だ。翌二十二日、経緯説明に訪れた諸見里明県教育長に対し、前川喜平初等中等教育局長は「県教委の決定は、法律の定める共同採択制度の趣旨に即しておらず遺憾だ」と述べた。
 県教委の宮城奈々委委員長は竹富町教委の分離決定に際し、「長い間膠着状態にあった教科書採択に係る混乱は終息に向かうと思われる」とのコメントを残した。
 菅義偉官房長官も二十一日の定例会見で、教科書採択地区を決める権限は県教委にあるとして「国が口を挟むことではない」と明言したばかりだ。
 国の介入による教科書問題の混乱は「終息」に向かわせるべきだ。これ以上問題をひきずり、教育現場に影響を及ぼすのは許されない。
沖縄タイムス社説

 政府が採択地区を「市都」単位から「市町村」単位にした時から八重山教科書問題は一気に終息に向かった。教科書問題の混乱を解決するために国が「市町村」単位にしたのだ。それなのにタイムス社説は国が問題をひきずらそうとしているように述べている。タイムス社説は、どうしても国の介入が教科書問題を混乱させているように見せかけたいのだ。

 竹富町の単独採択が決定したのだから、八重山教科書問題は終わった。だから、単独採択をする竹富町がどのように発展するかを述べればいいのに、タイムス社説は「八重山教科書問題は、そもそもなぜ起きたのか」となどといって過去に戻るのである。

 教科書の選定をめぐり石垣、竹富、与那国の教育長らで構成する「八重山採択地区協議会」の玉津博克会長(石垣市教育長)が、これまでの選定ルールを変えたのが発端だ。選定ルールの変更は、保守色の強い育鵬社版の教科書の使用を決めるのが目的だった。これに反発した竹富町が結果的に、文科省から是正要求を出された。
 国の不当介入が、八重山教科書問題をいびつに発展させてきたのは論を待たない。
                タイムス社説

 国は国が不当介入できないように教科書採択を「市町村」単位に改正したではないか。国は自ら「不当介入」ができないようにしたのである。国の法改正によって竹富町が単独採決できるようにしたというのに「国の不当介入が、八重山教科書問題をいびつに発展させてきたのは論を待たない」と終わったことをぶり返している。
国が「市町村」単位にしたことは。竹富町と竹富町を支援した革新団体、沖縄二紙の要求が実現したのだ。完全勝利だ。だから勝利を手放しに喜べばいいではないか。それなのに「八重山教科書問題は、そもそもなぜ起きたのか」などと未練たらしく過去のことを引きずり出して非難する。それも嘘だらけでのご託を並べて。
 八重山採択地区協議会」のルールは玉津教育長一人で変えることはできない。石垣市、竹富町、与那国町の三市町の教育長の同意が必要だ。新しいルールに改訂することができたのは竹富町の教育長も同意したからだ。玉津石垣教育長がルールを変更したというのは間違いである。三市町でルール改訂したというのが正しい説明だ。
 無償措置法では地区協議会で採択した教科書のみを無償給付するという規定がある。たから、地区協議会で採択した教科書以外の教科書を使用している竹富町に国は無償給付することができない。国は、国が無償給付できるように地区協議会で採択した教科書を使用するように竹富町に要請したのだ。国は竹富町に法律を守るように指導しただけだ。保守色が強い教科書かどうかは国にとっては関係がなかった。それを国の介入と決めつけるのは間違っている。
 八重山教科書問題をいびつにさせたのは革新イデオロギーに固執し、無償措置法の規定を破り、地区協議会で採択した教科書を使用しなかった竹富町の方である。竹富町が無償措置法を順守していればこんなことは起こらなかった。

 竹富町の分離を余儀なくしたのは玉津氏ではないか。その張本人が「八重山の一体化」を強調するのは皮肉に響く。とはいえ、玉津氏の指摘に一理あるのも事実だ。
                タイムス社説

 おかしな文章である。「八重山の一体化」を強調する玉津教育長が竹富町の分離を画策したようにタイムス社説は述べているが、玉津氏は「分裂」と「一体化」を画す二重人格者であると言いたいのか。そんなことはあり得ない。
 
竹富町が分離した原因は革新イデオロギーに固執した竹富町にあった。竹富町は保守系教科書を使用するより八重山地区協議会からの分離を望んだのだ。それをタイムスも後押しした。分離した原因は竹富町にあるのであって玉津氏にはない。玉津氏は育鵬社版を採択するように工作をした。それは本当だろう。しかし、玉津氏は法律を順守した上での工作であり、決して法律を捻じ曲げて育鵬社版を採択したのではない。もし、地区協議会で玉津氏の画策が失敗し東京書籍版が採択されていたら、玉津氏は育鵬社版をあきらめて東京書籍を使用していた。玉津氏は地区協議会で採択した教科書以外を石垣市で使用する考えはかなった。竹富町のようなことはしなかったはずである。

「八重山は教育も行政も一体だ。教科書だけ別というのは理解できない」は玉津氏の本音であり、竹富町が地区協議会の採択を守らないで東京書籍版を使用したのを玉津氏は全然予想しなかったことだろう。

八重山の三市町は、二〇〇〇年代に合併を模索した。竹富町の役場は石垣島にある。三市町は政治的な立場の違いを超え、観光などの分野で協調してきた。今回の竹富町の分離で、八重山社会全体に亀裂が波及する事態は避けなければならない。
                タイムス社説

竹富町の役所が石垣島にあること、三市町が協調していたことは八重山教科書問題が起きる前から知っていることである。それなのに革新イデオロギーにこだわり、竹富町が分離するのを助長してきたのがタイムスである。石垣市、与那国町と竹富町との間に亀裂を生じさせる報道をしてきたのがタイムスである。
亀裂が生じるように報道してきたのに、亀裂が生じたら亀裂を波及するのは避けなければならないというのはめちゃくちゃな言い分であり、無責任である。

尖閣諸島に近い八重山住民には中国への警戒心も強まっている。が、政府の国防政策が地域の利害にどう絡むのか冷静に見極める必要がある。地域の歴史から学ぶ視点を大切にしなければならない。地域住民が主体的に島の未来を論じる環境を取り戻すべきだ。
                タイムス社説

これもまたおかしな文章である。題名が「竹島分離決定」とあるのだから、竹島町が教科書採択の独自採択に決まったことに関する社説であるはずなのに、最後は完全に教科書問題から外れて政治問題になっている。「地域の主体性を生かそう」が題名であるから、地域の主体性を生かした教育について述べると思っていたら、教育からは離れて地域住民が論じ合うことを問題にして締めくくっている。
竹富町分離を評価したはずなのに、「尖閣諸島に近い八重山住民」と石垣市、竹富町、与那国町を合わせた地域の問題を重視し、八重山地域の住民が論じ合わなければならないと述べている。
「地域の歴史から学ぶ視点」の地域は竹富町だけの歴史なのか、それとも八重山全体の歴史なのか不明である。

タイムス社説は、竹富町の分離で、八重山社会全体に亀裂が生じたことを認めている。そして、亀裂が波及する事態は避けなければならないと述べているが、亀裂が波及しないための方法は述べていない。
竹富町が地区協議会に戻ることが亀裂を修復する方法である。しかし、竹富分離に賛成であるタイムスにそんな考えはない。

八重山教科書問題で、タイムスは多数決を主張しなかった。法律を守ることも主張しなかった。主張したのは保守色の強い育鵬社版を拒否して竹富町が使用したい教科書を使ってもいいと主張してきた。
多数決を否定し、違法行為に平気であり、自分勝手なことをすれば亀裂が生じ分裂するのは当然である。
竹富町がやってきたのは八重山地区の分裂であり、それを応援し理論で支えたのが革新団体、新報、タイムスであった。彼らはイデオロギーに凝り固まった分裂主義者である。

分裂主義者であるのにそうではないように取り繕った言葉が「今回の竹富町の分離で、八重山社会全体に亀裂が波及する事態は避けなければならない」である。しかし、竹富町の分離と地区協議会復帰のどちらを選択すべきかとタイムスに訊ねたら、分離を選ぶだろう。

タイムスは根本的には民主主義ルールを認めない分裂主義者である。
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