維新の党と次世代の党の違い

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維新の党と次世代の党の違い

ブログ「大和への回帰」に
「負けに不思議の負けなし」・・・次世代の党 浄土従来を期す
の題名のブログを掲載している。
「まずは衆議院選において、国民の圧倒的な信認を得た安倍政権に祝意を申し上げたい。

だが一方で、新たな保守時代の幕開けを嘱望しつつ、その起爆剤として次世代の党の躍進を訴えてきた経緯から、今回の次世代敗北について当ブログとして総括しなければならないと考え、今後の展望も踏まえ振り返ることにする」
と述べ、衆院選結果の分析をやっている。

一に共産党の大幅躍進と次世代の大幅な凋落。
二に改憲派の後退と護憲派の躍進である。
       「大和への回帰」
共産党が大幅躍進といっても21議席なっただけである。志位委員長も大喜びして、自民党への批判票が共産党に集中した、自民党と真っ向から対決し批判して自民党を追い詰めるのは共産党であるなどと声高に言うのだが、自民党は291議席である。共産党の13倍以上だ。自民党の相手にはならない。共産党は左翼である。左翼は共産党と社民党だけである。保守は自民党、民主党、維新の党、次世代の党であり、保守442対左翼23となる。圧倒的に保守が多い。共産党、社民は国会の議決に全然影響しない。蠅みたいなものであり、存在しないに等しい。
 二の改憲派の後退と護憲派の躍進であるには疑問である。護憲派は共産党と社民であり、保守政党のほとんどは改憲派である。

今回、護憲派の台頭を画策して結果を出した黒幕は、寝業師・江田憲司であった事が、後々安倍総理悲願の憲法改正に大きな禍根を残したような気がしてならない。
「大和への回帰」
 江田憲司氏は憲法改正集団的自衛権の行使容認に慎重
2014年5月12日夜のBS11番組で、自らが代表を務める結いの党と日本維新の会の今夏の合流新党に関し、「新党の基本政策や綱領に『違うよ』と言って出て行く人は仕方ない」と述べ、憲法改正や集団的自衛権の行使容認をめぐり見解を異にする維新議員は引き留めない考えを示した[8]。江田と対立する共同代表の石原慎太郎を念頭に置いた発言とみられる。また、首相の安倍晋三が目指し、維新も限定的な行使容認の見解をまとめた集団的自衛権については「本当に行使を容認しなければ国民の生活が脅かされるならば考えるが、個別的自衛権の範囲で対応できるのではないか」と語り、重ねて行使容認に慎重な姿勢を示した[8]。その上で「意図を持って今は限定と言っているが、将来丸々集団的自衛権を認めたい勢力がいる。この際、アリの一穴でも開けておこうと思っているのではないか」と述べ、行使容認の推進勢力を批判した。

自主憲法の制定に反対

2014年5月24日、東京都内で記者団に、日本維新の会が結いの党と内容を調整している共通政策に「自主憲法制定」を盛り込む方針を確認したことについて、「自主憲法制定という言葉はイデオロギー色が強い。民主党をはじめ他の野党を含む再編を目指すうえで大きな障害になる」と改めて反発した[9]。合流に向けた両党の政策協議は難航必至の情勢となった。
「自主憲法の制定に反対」
 維新の会から石原氏が抜けたことは残念だった。橋本氏と石原氏は原子力発電や憲法についての考えは違っていた。それでも石原氏は維新の会に入り、橋本氏は迎え入れた。政権党になるには大きな政党をつくらなければならないのだからそれは主張がある程度違っていても一緒になることは必要なことである。政治思想にずれがあってもお互いに信頼していればいいのだ。自民党内にはTPP賛成派と反対派がいる。対立していても最終的には多数決で決めればいい。
 自主憲法制定は石原氏の悲願である。橋本氏は憲法改正派であるが石原氏の自主憲法制定を認めた。
 自主憲法制定にしろ、改正にしろ実現するには大きな壁があるし実現するにはまだまだ時間がかかる。今自主憲法か改正かを厳しくする判別する必要はない。二つとも共通政策の盛り込めばいいのだ。憲法の重要なことは条文の内容である。内容に対して賛成か反対かを決める。自主憲法制定にしろ憲法改正にしろ手順は同じであり大した問題ではない。
 石原氏は老齢である。彼が議員でいる間に自主憲法制定はおろか改正さえ実現するかおぼつかない。そのことを考慮すれば自主憲法制定は共通政策に入れて、石原氏たちが維新の党にとどまるようにするべきであった。
 政権党を目指すなら自民党を参考にするべきだ。自民党の党内には賛成派と反対派が常に存在していて、熾烈な勢力争いが展開される。最終的には多数派の主張が党の主張となる。これが政権党の実態である。

 「自主憲法制定という言葉はイデオロギー色が強い。民主党をはじめ他の野党を含む再編を目指すうえで大きな障害になる」と反発するなんて江田憲司氏は肝っ玉の小さい政治家だ。政権を取れる器ではない。
 威張っている、情がない、口数は多いが決断力がない、冷たいオーラを放っているというのが江田憲司氏に対する印象である。彼は人を集める能力がないだろう。
 もし、次世代の党が維新の党と一緒だったらこんなに落選することはなかっただろう。次世代は慰安婦問題を他の党より深く研究していた。二人に激減したから慰安婦問題の追究が弱くなるだろう。もし、維新の党と一緒だったら、慰安婦問題の追及は進んでいただろう。それが国民へのアピールとなり維新の党の人気へとつながっていたはずだ。
党員が増えれば政治問題をより多く扱うことができる。そうなれば国民や他政党へのアピールが高くなり党の人気が高まる
 逆に党員が少なければ党が扱う問題が少なくなり、他党への影響力や国民の注目度は低くなる。
 政党は大きくなければ存在する意義はない。
江田憲司氏は民主党や他党との再編をするには自主憲法制定はイデオロギーが強くて共通政策に入れるのに反対したが、自主憲法制定といっても憲法は国民が決めることである。イデオロギー云々を超えた問題だ。
イデオロギー問題はむしろ民主党内にいる日教組、自治労派議員である。そして、江田氏の内に潜んでいる官僚イデオロギーである。民主党内の日教組、自治労系の議員が居る民主党と合同すれば、たとえ政権を握っても前の民主党政権と同じことを繰り返してしまうだろう。

日教組、自治労系の民主党議員のイデオロギーは共産党、社会党に近い物であり、社会主義=官僚主義である。彼らのイデオロギーの影響下にあった海江田万里代表が落選したように、日教組、自治労系議員を排除しないと民主党が発展することはない。彼らが存在する民主党と維新の党が再編しても大きな飛躍は難しい。
維新の党は公務員削減を公約にしている。民主党内の日教組、自治労系議員は公務員削減に反対して公務員削減の邪魔をするだろう。日教組・自治労系は保守政党から排除するべきである。彼らは共産党、社民党にあげるべきだ。そのほうが保守と左翼の構図がすっきりする。

民主党の辻本氏のイデオロギーは左翼である。

辻元氏は戦う相手は他の候補者ではなく「総理大臣・官邸」と強調してきた。
「安倍ソーリは金持ちのボンボン、紛争地に行ったこともないのに憲法9条をとやかく言う資格はない」
その安倍首相自らが自民党候補の応援演説にかけつけると、弱音も出た。
「(自分を)今のうちに消しとけいうことです。みなさん、守ってください!」
街頭では握手を求めた相手に怒鳴られることもあったが、演説で「昨日も高槻で襲われそうになった」とネタにするタフさで聴衆のハートをつかんだ。
      「週刊朝日」
民主党は辻本氏のような左翼を除外してから維新の党と合流するべきである。


今回初の国政選挙に臨んだ田母神俊雄氏、次世代の党代表・平沼赳夫氏については、政治理念を貫く為には利害損得を抜きにして戦う数少ない政治家である。

田母神氏は自公選挙協力区という厚い壁をわかっていながら、「自公分断」をスローガンに掲げ正面突破を試みた。

彼らこそ日本の政治家として必要な資質を持ちながら、だが、この潔癖さによって選挙戦に敗北したという皮肉な結果を招いたといえるのではないだろうか。
「大和への回帰」
国民が第一に望むのは生活が豊かになること、そして、自由な活動ができること、平和であることである。そのような国民の望みに応えるのが政治家には要求されている。
憲法問題でも同じことである。憲法をそのまま守ったほうが国民生活にいいのか、それとも改正したほうが国民生活にいいのか、改正するとしてもどのように改正したほうが国民生活はよくなるのか。国民生活が豊かになることを目指した憲法改正でなければならない。
「政治理念を貫く利害損得を抜きにして戦う少ない政治家」であったとしても、政治理念が国民の望みをかなえるものであるなら国民は支持するだろうが、そうでなければ国民は支持しない。
「自公分断」を目的にした政治理念は果たして国民に受け入れられるだろうか。疑問である。

17議席が15議席も減り、たった2議席になったということは壊滅的な結果であり、知名度や資金、運動力のなさだけでは説明できないものがある。次世代の党の政治理念が国民に受け入れられなかったのが原因ではなかったか。「大和への回帰」は「彼らこそ日本の政治家として必要な資質を持ちながら、だが、この潔癖さによって選挙戦に敗北した」と述べているが、「日本の政治家として必要な資質」とは何か。それがはっきりしない。「資質」が国民に受け入れられるものであったら、潔癖さによって選挙で敗北するというのはないだろう。やはり「潔癖さ」ではなく「政治理念」が敗北したと考えるべきである。
「大和への回帰」は憲法改正が現実的になった時に次世代の党は復活すると述べているが、残念ながらそのような状況が次世代の党が復活する契機にはなれないと思う。憲法改正は次世代の党だけが主張いるわけではないからだ。国会議員の83%は憲法改正に賛成であるという調査結果が出ている。むしろ、自主憲法制定にこだわっている次世代の党は少数派であり、自主憲法制定と憲法改正の違いは分かりにくいし、自主憲法制定は憲法改正の波の中にのみ込まれていくだろう。

憲法改正は現実的なスケジュールに乗っている。問題は憲法改正をする時期と手順である。今最大の問題は景気回復である。景気回復に失敗すれば憲法改正どころではなくなる。アベノミクスで景気回復を軌道に乗せて、国民の支持を高めてから憲法改正を始めなければならない。
国会議員の三分の二の賛成がなければ国民投票はできないと憲法は決めている。その憲法を改定して二分の一以上の賛成であれば国民投票ができるようにすれば憲法改正の速度は早まるだろう。

景気回復なしの憲法改正は困難である。次世代の党が自主憲法制定にこだわり、景気回復への主張を疎かにすれば国民の支持を得ることは困難である。
二人しか当選しなかったことを次世代の党は真摯に受け止めるべきである。自主憲法制定に政治生命をかけている政治家は次世代の党に残り、他の政治家は維新の党に合流したほうがいいと思う。特に慰安婦問題は徹底して研究し維新の党から発信してほしい。

維新の党と次世代の党の違い

維新の党の代表である橋下徹大阪市長は府知事の経験もある。多くの政治改革もやった実績がある。コンビを組んでいるのが松井府知事である。橋下氏と松井氏は政治の実績があるから市民の支持が高い。少数政党の逆風の中で維新の党が1議席だけ減らし現状維持したのは知名度と実績があるからである。比例の得票数が大阪では1位だった。
維新の党に比べて次世代の党では引退を決めた石原氏だけが知事の経験があるが老齢であった。自主憲法制定と慰安婦問題が次世代の売りであったが、それは国民の生活には関心のない政党に思われる原因になっただろう。経済復活が最大の関心ごとであったために、15議席も失ったのである。

保守野党が結集して自民党が失政した時の受け皿をつくり二大政党時代を築くのが日本政治の大きな課題だ。
維新の会に江田一派が合流した時に石原氏が分かれて次世代の党を結成したのはとても残念である。石原氏を追い出したのは江田氏である。橋下氏は維新の会に留まってくれるように頼んだが、江田氏と馬が合わない石原氏は分かれた。しかし、橋下氏に対する思いは強かった。
石原氏は最後の最後まで橋下氏に衆院選に立候補するように説得したという。橋下氏が衆議員になっていたなら石原氏は引退しないで、維新の党と次世代の党は再び合流していただろう。しかし、大阪都構想を抱えている橋下氏は衆議員選に立候補するわけにはいかなかった。2年後なら立候補していただろう。タイミングずれてしまった。残念である。
 しかし、泣き言を言っても仕方がない。

安倍政権は長期政権になる。それは歓迎だ。4年間で保守野党がひとつにまとめることができればいい。そうなれば左翼政党の共産党、社民はますますしぼんでいくだろう。


2014/12/10 に公開
平成26年12月10日水曜日に放送された『沖縄の声』。12月9日に県庁で仲井真知­事の退任式が行われたが、そこに集まった県民とは思えないプロ市民の妨害によって、予­定されていた離任式は中止になった。このような妨害をするプロ市民の実態とは?そして­、衆議院選挙に315人もの立候補者を出した共産党の資金力、14日に開票される衆議­院選挙についてキャスターの又吉 康隆にお話いただきます。
※ネット生放送配信:平成26年12月10日、19:00~

出演:
 又吉 康隆(水曜日担当キャスター)
 新川 優子(水曜日担当キャスター)


沖縄の声


 次のニコ生放送配信:平成26年12月24日、19:00~
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