中国が拘束船員の即時釈放を要求=中韓の対立深まる


21日、中国・環球網は韓国西部海域での中国漁船衝突・転覆事故に関する記事を掲載した。中国当局は漁船は合法的な操業許可証を保有していたとして拘束された船員の釈放を求めている。写真は浙江省。遠洋漁船の出港。
2010年12月21日、中国・環球網は韓国西部海域での中国漁船衝突・転覆事故に関する記事を掲載した。韓国メディアは「海賊のようなもの」と中国漁船を強く批判しているが、中国当局は「漁船は合法的な操業許可証を保有していた」として、拘束された船員の釈放を求めている。

18日、黄海の韓国西部海域で中国漁船と韓国海洋警察庁警備艇との衝突・転覆事故が起きた。韓国側の発表によると、中国漁船約50隻による違法操業を発見。警備艇が急行し、うち1隻に乗り移ろうとしたところ、中国漁船船員は鉄パイプを振りまわすなどして抵抗。さらに警備艇に体当たりしたが、逆に転覆する事故となった。中国漁船船員10人のうち、1人が死亡。1人が行方不明となった。

近年、中国漁船の違法操業が韓国では大きな問題となっている。今年に入り、韓国西部地方海洋警察庁が拿捕した中国漁船は171隻。中国漁船の違法操業は漁業資源にも大きな損害を与えているとも伝えられる。韓国メディアは取り締まりを強化するよう主張。20日、韓国海洋警察庁は、中国漁船の違法操業取り締まりキャンペーンを開始したと発表した。

環球時報は「中韓の排他的経済水域(EEZ)境界線はなお確定しておらず、協議中である」と指摘。同海域では中韓両国の漁船がともに操業を許されており、また転覆した漁船は正規の漁業許可証を保有していたと反論している。中国大使館は韓国に拘束されている船員3人の即時釈放を求めたほか、違法な取り締まりを即時中止するよう要求している。

Record China 12月22日(水)11時43分配信 (翻訳・編集/KT)

中国は周囲の全ての国に国境線のトラブルを起こしながら圧力をかけ、領土拡大を狙っているし、隣国を中国の配下にしようとしている。
中国がノーベル平和賞授賞式に出ないように圧力をかけたのでフィリピンとベトナムは参加しなかった。ベトナムとフィリピンは経済力も軍事力も弱いので、中国に領海争いで敗北し、政治・経済は中国の影響を強く受けるようになって、中国に逆らえなくなったのだ。

日本と韓国が中国に屈したらアジアは中国に制圧される。そうならないためには中国に妥協してはならない。対話には対話、武力には武力という二面外交を徹底した方がいい。

尖閣のことがなければマスコミは韓国の領海での中国漁船の違法操業の報道はしなかっただろうな。

中国は共産党一党独裁国家であり覇権主義の国家であることを忘れてはならない。

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