菅政権が確実に日本学術会議を行政改革する

菅政権が確実に日本学術会議を行政改革する

70年をかけて共産党は日本学術会議を支配するようになった。学術会議支配は共産党の二段階革命の第一革命によって実現している。二段階革命とは一気に社会主義革命をするのではなく、第一段階として民主革命をやり、民主革命の次に社会主義革命をやるという戦後共産主義の革命戦略である。現在の日本共産党は第一革命の民主革命を展開している。民主革命とは今の国家体制のまま議会だけでなく、官僚、公務員、教育界、公共団体、労働団体など全ての団体を共産党が制覇することである。制覇すれば第一革命は成就する。それから共産党一党独裁の社会主義革命を実現するのである。「本気でそんなことをやろうとしているのか」とあきれると思うが、共産党は本気でやろうとしている。
立憲民主党は選挙で勝ち、与党になって国政を握ることを最終目的としているが、共産党は違う。あらゆる公共団体や労働団体を制圧して支配下に置き、与党になった時に社会主義社会に変革するのを目的にしている。革命である。
社会主義社会にするには与党になっただけでは実現できない。社会主義社会にするためには国民のほとんどが共産党を支持し、憲法・法律を改変し、官僚、公務員・公共団体、労働団体などを共産党の支配下に置かなければならない。それを実現するためにあらゆる団体を支配下に置くために共産党は民主革命を展開しているのである。学術会議もその一つである。
共産党は他の政党とは性質が全然違う。立憲民主党の枝野会長はそのことを知っている。共産党と合流することは共産党の二段階革命に参加しなければならない。立憲民主党の枝野代表は社会主義革命を目指してはいないから共産党と合流することは避ける。しかし、野党の議席を増やすためには共産党が必要である。だから枝野代表は共産党に選挙協力を呼びかける。しかし、合流は避ける。枝野代表は共産党の共闘の呼びかけにも消極的である。

日本学術会議は共産党の民主革命が成功している団体の一つである。
菅首相が105人の推薦者を99人任命して6人を任命しなかったことを最初に報道したのが共産党の赤旗であった。学術会議の幹部が共産党と密接な関係だから6人非任命の情報が他のマスコミより先に共産党に入ったのである。赤旗が報道した後に他のマスコミは報道した。学術会議は共産党が支配しているから学術会議の情報は真っ先に共産党に入るのである。
共産党が支配する学術会議だから自民党政府とは対立する。政府の諮問機関の学術会議であるべきであるのに政府への批判機関になっているのである。

日本学術会議は設立したころに日本国民を「人民」と呼び、元号の廃止を求めて当時の共産主義陣営に共鳴するような主張が強かったのは共産党と共鳴する学者が多く居たということである。次第に日本共産党が浸透していき、共産党支配が強まっていったのである。「日本学術会議の多数の旧会員、現会員が多様な形で日本共産党との連携を続けている事実は共産党支配を証明するものである。

普通の学術会議であるなら、6人の代わりに新たな推薦人を出していたはずである。しかし、学術会議は任命から外された6人の任命を政府に要求するだけである。学術会議に会員の決定権があることを主張しているのが学術会議である。それは学術会議が政府よりも権限が上であることを誇張しているのだ。共産党が支配しているからそのような主張をするのである。
菅首相の6人任命除外は単なる除外ではない。共産党の学術会議支配を崩壊させ、正常な学術会議にするのを狙ったものである。
菅政権の狙いを防ぐためには6人任命外しを国会で徹底追及して菅政権を致命的な支持率低下に追い込むことである。致命的な支持率低下をさせることができなければ菅政権は確実に学術会議を改革する。最近は学術会議への批判も多くなっている。立憲と共産の追及で菅政権の致命的な支持率低下をさせるのは無理だろう。確実に学術会議は改革される。
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