彼女たちを元違法売春婦だと批判できない保守派の無能さよ


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彼女たちを元違法売春婦だと批判できない保守派の無能さよ
 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、2015年の韓日両国政府間の慰安婦交渉は手続き的にも内容的にも重大な欠陥が確認されたとし「この合意では慰安婦問題は解決されない」ことを強調した。また、
「被害当事者と国民が排除された政治的合意という事実が極めて遺憾だが、歴史問題とは別に韓日間の正常な外交関係を回復していく」
と明らかにした。
 文在寅大統領は大統領府で日本軍「慰安婦」被害者8人を大統領府に招待して国賓級の待遇で昼食を共にし、
「過去、国を失った時も国民を守ることができず、ハルモニたちにもひどい苦痛を味わわせた。解放によって国を取り戻した後は、ハルモニたちの傷を癒し、痛恨を晴らさねばならなかったにもかかわらず、それができなかった」と述べ、
「むしろハルモニたちの意見も聞かず、ハルモニたちの意思に反する合意をしたことについて、申し訳なく思っている。大統領としてお詫び申し上げる」
と、韓日日本軍「慰安婦」被害者問題合意が「間違った合意」だったと公式謝罪した。

 韓国の元慰安婦たちは、自称元慰安婦である。彼女たちが慰安婦であったと決めつけている根拠は彼女たちが慰安婦であったと言っているからであり、彼女たちが慰安婦であったという歴史的証拠は何一つない。

 自称慰安婦たちは慰安婦ではなかった。違法売春婦であった。それは確実であり、証明もできる。
 1916年に「貸座敷娼妓取締規則」という法律が朝鮮で施行された。この法律は公的な売春婦に関する法律である。朝鮮は売春禁止法はなかった。しかし、自由に誰でも売春ができたわけではない。「貸座敷娼妓取締規則」という法律に則った手続きをした女性だけが公的な売春婦になれた。それを公娼という。「貸座敷娼妓取締規則」に反した売春婦は私娼と呼ばれ取り締まりの対象となった。
 公娼は政府が公認した貸座敷のみで売春の仕事をすることができた。貸座敷以外の場所で売春の仕事をすることは禁じられていた。

 慰安婦は日本軍が進出した満州や東南アジアなどの日本や朝鮮国外で日本軍が管理する慰安所で売春の仕事をする女性のことである。慰安所以外の場所で売春をする女性は慰安婦ではない。
 慰安婦になるには朝鮮では17歳以上で親の許可があることが絶対条件であった。それに自分で警察に慰安婦になることを申し込み、警察は彼女に関する書類を作成し、日本軍に渡さなければならない。日本軍は書類を調べた上でどこの日本軍に配置するかを決めた。現地では日本国内の遊郭と同じ慰安所があり慰安婦の生活と経済を楼主が管理し、慰安婦の安全は憲兵が管理した。
楼主とは妓楼 (ぎろう) の主人と言う意味で。遊郭の女郎屋や料理屋の主人である。江戸時代から楼主は存在し、明治以後の遊郭の女郎屋を経営していたのも楼主であった。慰安所とは法的には遊郭と同じであり慰安所の売春婦を管理していたのが楼主であった。
慰安所で働く女性だけが慰安婦である。慰安所以外の売春婦は慰安婦ではない。違法売春婦だ。このことを私たちはしっかりと認識しないといけない。
慰安婦についてしっかりと認識すれば本当の元慰安婦と偽元慰安婦を区別することができる。韓国の元慰安婦を名乗っている女性は全員慰安婦ではなかった。彼女たちは偽元慰安婦である。偽元慰安婦だったことは彼女たち自身の発言から分かる。

17歳以上の女性が慰安婦になれたから韓国の元慰安婦を名乗る女性の中で17歳未満で慰安婦になったと言う女性は100%慰安婦ではなかった。また、日本本土の慰安所で働かされたという女性も慰安婦ではなかった。本土に慰安所がなかったからである。慰安所は日本、朝鮮の国外に存在するもので国内には存在していなかった。国内には日本では遊郭、朝鮮では貸座敷があるから慰安所は必要なかった。
 慰安婦とは日本女性には「娼妓取締規則」、朝鮮女性には「貸座敷娼妓取締規則」の法律を適用し、日本軍の慰安所で働いた売春婦のことである。だから、韓国の元慰安婦を名乗る女性で本土の慰安所で働かされたという女性は確実に慰安婦ではなかった。

 終戦の年の1945年に慰安所はなくなるが、慰安所がなくなっても1950年まで売春をしていたという自称慰安婦も慰安婦ではなかった。民間の違法売春婦だった。

 元慰安婦だったという金福童は14歳の時に軍需工場に連れて行くと騙され、南洋群島の戦場に「慰安婦」として送られたというが14歳の慰安婦は居なかったから彼女は慰安婦ではなく、民間の売春宿の違法少女売春婦であった。
彼女は最初、中国・広東の慰安所に入れられたという。そして、広東から香港、マレーシア、スマトラ、インドネシア、ジャワ、シンガポールと、前線地帯の戦地を日本軍と共に転々としたと述べている。確かに慰安所は日本軍の移動と一緒に移転したのは確かである。
1944年7月に満州から第9師団は沖縄本島に第28師団は宮古島に配属された。その時に朝鮮女性の慰安婦も日本軍と一緒に満州から宮古島に移転した。慰安婦は日本軍と一緒に移転したのは事実である。
朝鮮女性の慰安婦が宮古島の慰安所に居たの確かである。慶良間諸島にも朝鮮女性の慰安婦が居た記録がある。沖縄本島に居たという記録はまだ見たことがない。沖縄本島には吉原があった。吉原の女性が慰安所に入ったという記録はある。
最初の頃は日本の遊郭の女性が慰安婦になったが、日本軍の大陸進出が広がり、日本だけでは対応することができなくなって朝鮮の女性を募集した。朝鮮では新聞に公告を出して募集したが、日本では広告を出していない。日本は江戸時代から遊郭のシステムがあり、楼主が売春婦を集めていた。明治以後も楼主が集めていたから広告を出す必要はなかった。それに売春婦は差別されていたから広告を出さなかったということもあっただろう。しかし、朝鮮では日本のようなシステムがなかったので広告で慰安婦を募集したのである。。


広告には十七歳以上と明記している。


慰安婦は日本軍の移動と一緒に移動したが、金福童のいうように日本軍がこんなに多くの場所を移動することはなかった。彼女は日本兵相手の売春業者に売買されて多くの場所を移動したと考えられる。金福童が慰安婦ではなかったことは14歳で慰安婦になったことに加えて多くの場所を移動したことで分かる。

慰安婦は日本軍の慰安所で働く売春婦のみであり、その場所以外の売春婦は慰安婦ではない。
しかし、韓国だけでなく日本でも慰安婦は日本軍の慰安所で働く売春婦のみであり、彼女たちの人権は保護されていたという認識が定着していない。そのために韓国の「慰安婦は性奴隷である」という理論に日本は明確な反論をすることができないで、「慰安婦は性奴隷である」が韓国や世界に広まるのを阻止できない。

慰安婦を正確に認識していない日本の保守派が、慰安婦は性奴隷であったという韓国の主張への反論は次のような内容である。

○朝鮮戦争における慰安婦たちは国連軍(米軍中心のUN軍)向け「第5種補給品」としてドラム缶に1人ずつ押し込められてトラックで前線に送られた。
また、韓国における慰安婦はアメリカ兵に残忍に殺害されることや、アメリカ兵によるとされる放火で命を落とすこともあった。
○朝鮮戦争時には敵国ではない韓国において国連軍がソウル市北部の村で日中、シェパードを連れて女性を捜索し、発見後に強姦に及んだり、またジープにのって民家を訪れ女性を強制連行して性暴力をはたらいた。 
○韓国人兵士が韓国人女性に性暴力や性拷問をはたらいた。
○朝鮮戦争中に韓国軍に逮捕された北朝鮮人女性は強制的に慰安婦にされることもあった。
○韓国・アメリカ軍に捕えられた北朝鮮軍看護婦。捕えられた北朝鮮女性はレイプされたり強制的に慰安婦にさせられることもあった。
○朝鮮戦争時には強制連行も! 韓国が扱った慰安婦こそ本当の「性奴隷」である。
○ベトナム戦争の際に行った韓国軍による大虐殺事件は、所謂「南京大虐殺」や「従軍慰安婦強制連行」などとは違って、嘘偽りのない事実だ。
▼大部分が女性や老人、子供たちである住民を一か所に集め、機関銃を乱射。
▼子供の頭を割ったり首をはね、脚を切ったりして火に放り込む。
▼女性を強姦してから殺害。妊産婦の腹を、胎児が破れ出るまで軍靴で踏み潰す。
▼トンネルに追い詰めた村人を毒ガスで殺す等々。
韓国政府は、ベトナム戦争で韓国軍が大量のベトナム人女性を強姦し、そのうち多くを殺害したにもかかわらず、その加害責任を未だに認めず、謝罪も補償も行っていない。

2017年9月現在、韓国政府は、未だに参戦についての謝罪も公式に文書化していないし、大量虐殺や大量強姦など具体的な戦争犯罪についての謝罪(言及)は口頭も含めて一切していない。
以上

韓国軍だって朝鮮戦争やベトナム戦争で女性にひどいことをやったではないか、それなのに責任を認めていないというのが日本保守派の反論である。しかし、この主張は韓国の日本軍の慰安婦は性奴隷であったという主張を覆すことが全然できていない。日本軍以上に韓国軍のほうがひどいことをやったと強調しているだけである。
保守派の主張は、
「韓国軍のほうが日本軍より女性にひどいことをやったのに反省をしていない。日本に反省を求める前に韓国が反省をするべきである」
ということになる。でもその主張は日本軍も慰安婦にひどいことをしたということを認めたことになる。日本の保守派は日本軍が慰安婦を性奴隷したことを認めたことになるのである。
日本軍は慰安婦を性奴隷にしたが韓国軍だって性奴隷にしたじゃないかと主張するのは日本軍慰安婦=性奴隷の韓国の主張を認めることになる。慰安婦は性奴隷ではなかったことを証明するのに反する日本保守派の主張である。

保守派の反論は慰安婦=性奴隷を広めた団体の狙いに嵌ってしまっている。なぜ、韓国への反論が慰安婦=性奴隷を認める理論になってしまうかというと、保守派が反目している相手は韓国政府であり韓国全体であるからである。「慰安婦は性奴隷である」というのは韓国政府の主張であり、韓国全体の主張であると思っていて、慰安婦問題は日本対韓国の対立であると勘違いしているからである。なんとしてでも韓国をやっつけたいという気持ちが高まって、韓国軍は朝鮮戦争やベトナム戦争で日本軍よりもひどいことをやったと韓国を非難したのである。

慰安婦=性奴隷は韓国政府や韓国民に最初からあったものではない。
韓国政府や韓国民が慰安婦=性奴隷であると思うようになったのはある団体が運動して韓国に広めたからである。広める運動をしなければ韓国政府が慰安婦=性奴隷を認めることはなかった。慰安婦=性奴隷を広めたのが1990年に結成した韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)である。

挺対協は日本軍の慰安婦は性奴隷であると決めつけて慰安婦=性奴隷を韓国、日本、世界に広めるのを目的に結成した市民団体である。市民団体といっても実質は左翼団体である。
 挺対協の目的は「慰安婦=性奴隷」を広めて日本の保守である自民党政権の信頼を失墜させて政権から引きずり下ろすことであり、自民党政権と韓国を断絶させることにある。

 私が慰安婦問題に注目したのは2013年であったが、「2014年4月16日」のブログで、
「慰安婦問題ではない。性奴隷問題だ。
日本の多くの評論家や政治家が韓国が日本に謝罪を求めている慰安婦問題に対して勘違いしている。韓国は韓国の女性を日本兵相手の売春婦にしたことを謝罪しろとは言っていない。性奴隷にしたことを謝罪しろと言っているのだ。慰安婦とは性奴隷のことであり売春婦のことではない」
と、慰安婦が日本兵相手の売春婦であったことが問題ではなく慰安婦を性奴隷だと韓国が決めつけていることが問題であることを指摘した。あの時は挺対協が慰安婦を問題にしている団体であるとは知らなかった。
挺対協の正式名は韓国挺身隊問題対策協議会であり、挺身隊問題と関係している団体と思っていて慰安婦問題を扱っている団体とは思っていなかった。だから、挺対協ではなく韓国という言葉を使った。
挺対協は最初から挺身隊問題ではなく慰安婦は性奴隷であったと主張するためにつくった団体である。
 挺対協が慰安婦=性奴隷を広める目的で結成した左翼団体であることを知らない保守は多いのではないだろうか。挺対協の存在と目的を知らないと慰安婦問題を正しく分析・判断することはできない。

 自称元慰安婦は挺対協が慰安婦=性奴隷であることを広める政治目的で集めた女性たちである。
元慰安婦を名乗る女性たちのバックに左翼組織が存在していることにきづいたのは二〇一三年五月十九日に韓国から沖縄県に来て「五・十五平和とくらしを守る県民大会」で講演をやった記事を読んだ時である。その時にブログで左翼の存在を指摘した。

二〇一三年五月二十一日のブログから、
韓国の元慰安婦二人が来日した。
金福童(キム・ポクトン・八十七)さんは来沖し、十九日の「五・十五平和とくらしを守る県民大会」で講演をやった。
「日本の政治家が憲法を変え、戦争ができる国にしようとしている。皆さん、頑張って声をあげ、平和な国をつくってほしい」と手を振り上げて訴えると、会場からひときわ大きな拍手が沸き起こった。
琉球新報

金さんは日本の侵略戦争のために慰安婦として筆舌しがたい屈辱の体験をした。しかし、慰安婦を体験したからと言って、「日本の政治家が憲法を変え、戦争ができる国にしようとしている」という金さんの主張が正しいとは言えない。現在の日本の政治を批判するのに戦時中の慰安婦体験は役に立たない。むしろ、慰安婦を体験したために色メガネで日本の政治を見て、間違った判断をしてしまう。
日本は国民主権の国であり、民主主義国家である。自衛隊はシビリアンコントロールしている。自衛隊が軍隊になったからといって軍隊が政権を握ることはない。民主主義国家日本が戦前のような軍国主義国家になることはない。自衛隊が軍隊になったからといって戦争をすることはない。

そもそも、金さんの講演はおかしい。「日本の政治家が憲法を変え、戦争ができる国にしようとしている」という考えは共産党・社民党と同じである。金さんは元慰安婦というより共産党員や社民党員ではないかと疑ってしまう。
 
元慰安婦は韓国人であり、日本語を話せないし、字を読むこともできない。それなのに自民党などの保守政党が憲法改正をしようとしていることを知っていて、それが戦争につながるという理屈の講演ができるはずがない。
元慰安婦が左翼の県民大会で講演するのは、慰安婦のバックの組織が左翼でなければできないことである。

 本土にも元慰安婦を名乗る女性たちがやって来て講演をした。
広島市では、来日中の元従軍慰安婦・吉元玉(キル・ウォノク・八十四)さんがおよそ二〇〇人の市民を前に証言した。

 「いつも心の中には悔しい、さみしい思いがある。日本政府をどうしても憎んでしまう。仕方なく一日一日こういう風に生きているが、今はもう、早く死にたいという思いしかない」(元従軍慰安婦 吉元玉さん)
 吉さんは、自分と同じような慰安婦が二度と生まれないよう、日本が戦争のない平和な国になってほしいと訴えました。   
TBS系(JNN) 五月一九日(日)

 吉元玉自称元慰安婦が指摘している日本政府とは保守の自民党政権の政府である。吉元玉自称元慰安婦の講演は自民党が目指している憲法改正を阻止する目的の講演である。
 韓国の自称元慰安婦たちが日本に来て講演する目的は自民党が目指している憲法改正を阻止することであり、共産党、社民党などの左翼勢力と連携した自称元慰安婦たちの行動であった。学校も満足に出ていない彼女たちに憲法改正と戦争を結びつける高度な理論があるはずはない。彼女たちは左翼組織の指示通りに動くロボットである。挺対協の指示で憲法改正と戦争を結びつけ、自民党政権批判の講演をしたのである。

二〇一三年の本土や沖縄における自称元慰安婦たちの講演から、彼女たちが左翼的な発言をしていたことが分かる。
日本では自称慰安婦たちを利用した挺対協や左翼政党による安倍政権失墜作戦は失敗した。慰安婦が性奴隷であったという嘘も日本では広まらなかった。しかし、彼らの狙いである慰安婦=性奴隷は韓国と米国やヨーロッパでは広まった。

挺対協は慰安婦=性奴隷運動から次の段階にアップした。それが少女像設置し少女像を平和のシンボルにしたことである。
日本の保守派が十七歳未満は慰安婦ではなく違法少女売春婦であることを日本、韓国、世界に発信していれば挺対協は少女像をつくれなかったはずである。
日本の保守が批判することができなかったので違法少女売春婦が平和の象徴としての少女像として韓国や米国、ヨーロッパに設置されたのである。
 自称元慰安婦たちが日本の講演で十七歳未満で慰安婦にされたと言った時から彼女たちは慰安婦でなかったと批判するべきであった。しかし、日本の保守派は批判しなかった。その後も批判しなかった。そして、少女像が平和の象徴としてどんどん設置されたのである。
 慰安婦=性奴隷+少女像は韓国社会に広まり大統領選も左右するほどになった。大統領選に立候補した文在寅氏は2015年の慰安婦日韓合意を無効にし、再交渉を推進すると公約した。そして当選したのである。
まさか大統領選に影響するほどまでに慰安婦=性奴隷の真っ赤な嘘が広まるとは予想していなかった。しかし、広まってしまった。それは否定しようがない現実である。慰安婦=性奴隷が真実であるなら広まるのは認めるべきであるが、それは真っ赤な嘘である。真っ赤な嘘が韓国政治を左右するほどまでに広まったのである。非常に残念である。

 挺対協は左翼であり慰安婦=性奴隷という嘘を広めて日本の保守政治に圧力を加えるのを目的にして活動しているのだから、韓国の政治を左右するほどに韓国社会に浸透させたのを非難することはできない。彼らの血のにじむような努力があったから広く浸透したのは認めざるを得ない。
 それに比べて日本の保守派は慰安婦問題に関しては怠慢である。真剣度が低い。
 明治維新は身分制度を破棄して四民平等の社会を目指した。四民平等は奴隷制度を否定している。だから売春婦が性奴隷であってはならない、売春婦も人権を守られるべきであるという四民平等の精神で「娼妓取締規則」の法律をつくった。日本政府は朝鮮も日本と同じように四民平等・法治主義の社会にしようとした。だから、朝鮮の売春婦も日本の「娼妓取締規則」と同じ内容の法律「貸座敷娼妓取締規則」を施行した。
日本軍は規律が厳しく慰安所の慰安婦にも「娼妓取締規則」を適用した。その事実を知れば挺対協が集めた慰安婦たちが偽物であるということは簡単に見抜くことができるし、少女像のモデルになった少女慰安婦が違法少女売春婦であることも簡単に見抜くことができる。
ところが日本の保守派は見抜けないのである。がっかりである。明治維新の四民平等、法治主義を理解していれば慰安婦=性奴隷の嘘を見抜くことは難しくない。見抜けないということは明治維新の日本近代化の象徴の一つである四民平等、法治主義に関心がなく理解もしていないということなのか。

文在寅大統領は日本政府の「1ミリも変えない」という毅然とした態度に、2015年の慰安婦合意は国と国の公式な合意であり、国際ルールは守らなければならないから無効にすることはできないことを認識せざるをえなくなった。だから軟化して、無効にすることや変更の交渉をしないことを明言した。そして、日本が慰安婦問題での事実を認め、心から謝罪、教訓とし、再発防止に向けた国際社会と努力をしたときこそ「元慰安婦らが日本を許すことができ、問題が完全に解決する」と安倍首相に「心からの謝罪」を求めた。それに日韓合意に基づいて日本が拠出した10億円を凍結して、その扱いを日本側と協議し、同額を韓国政府が負担すると表明した
韓国政府の態度に対して安倍晋三首相は、
「合意は国と国との約束で、これを守ることは国際的かつ普遍的な原則だ。韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは、全く受け入れることはできない」
と明言した。
首相はまた、
「日本側は約束したことは全て誠意をもって実行している。韓国側に実行するよう強く求め続けていきたい」
と述べ、重ねて韓国側に合意履行を促した。
韓国との一切の妥協をしない毅然とした日本政府は日本総領事館前の慰安婦像設置への対抗措置として中断している日韓通貨交換(スワップ)協定再開の協議に引き続き応じない方針とともに、韓国で2月9日に行われる平昌(ピョンチャン)五輪の開会式への安倍晋三首相の出席を見送る方針も固めた。

慰安婦問題を日本と韓国の対立問題として考えている保守派は安倍首相の毅然たる決断に感動し、もろ手を挙げて支持するだろう。
しかし、待て。日本も韓国も議会制民主主義国家であり、協力し合う方がお互いの国のためであることを知っている。だから、文大統領は一方で、
「日本とは心が通い合う真の友人になりたい」
と言ったのである。

もし、慰安婦=性奴隷が韓国社会で広まっていなくて文大統領が慰安婦問題を取り上げることがなかったら安倍首相が平昌五輪の開会式への出席を見送ることはなかったのである。韓国との友好は深まっていたはずである。韓国政府と日本政府が冷たい関係になったのは慰安婦=性奴隷の真っ赤な嘘が韓国民に広がったのが原因である。この真っ赤な嘘を暴いていれば日本政府と韓国政府の関係が冷たくなることはなかった。
真っ赤な嘘を振りまき思惑通りにいったことをもろ手を挙げて喜んでいるのが挺対協や慰安婦=性奴隷の運動をした左翼団体であるだろう。韓国だけでなく日本の左翼団体ももろ手を挙げて喜んでいるだろう。
文大統領に目を向けて、反発し批判している日本の保守派は挺対協や左翼団体が喜んでいることに気付かないだろうな。

韓国軍だって朝鮮戦争やベトナム戦争で慰安婦を性奴隷にしたじゃないかと非難し、2015年の慰安合意の破棄や再交渉をしようとした文大統領を非難している日本の保守派には慰安婦は性奴隷ではなかったと主張し、挺対協が集めた自称元慰安婦は慰安婦ではなく違法売春婦だった、少女像のモデルは違法少女売春婦であったと主張することはできないようである。

慰安婦は日本の問題である。日本の左翼はともかく保守は徹底して慰安婦について調べて、慰安婦について知るべきである。そして、韓国で流布している慰安婦=性奴隷の嘘を暴くべきである。そんなことができない日本の保守というのはなんだろう。保守には思想的欠陥があるのかもしれない。


元慰安婦であると最初に名乗り出た金学順が本当は慰安婦ではなかったことを説明する。
彼女は1991年に自ら元慰安婦として名乗り出て多くの証言を行ったとあるが、彼女のバックには韓国挺身隊問題対策協議会が存在している。挺対協は慰安婦=性奴隷を主張するために結成した団体である。慰安婦=性奴隷を世間に認めさせるために金学順を挺対協が利用したことは予想できる。ただ、金学順は研究者たちからも慰安婦であったことは確かとされている女性である。しかし、彼女は慰安婦ではなかった。

韓国挺身隊問題対策協議会の調査による金学順の履歴である。

1924年:中国の吉林省(当時の満州)に生まれる。生後すぐに父が死没。
1926年(2歳):母と共に平壌(現在の北朝鮮)へ移住 。
1935年(11歳):母子家庭で貧困のため小学校を中退。
1938年(14歳):母が再婚、養父とは不仲
1939年(15歳):40円で妓生巻番の養女に、そこから妓生を養成する学校(妓生養成学校)に通う

妓生 (キーセン) とは、元来は李氏朝鮮時代以前の朝鮮半島に於いて、諸外国からの使者や高官の歓待や宮中内の宴会などで楽技を披露したり、性的奉仕などをするために準備されたの身分の女性(「婢」)のことを意味する。
甲午改革で法的には廃止されたが、後に民間の私娼宿(「キーセンハウス」など)の呼称として残存した。

金学順は40円で妓生巻番に売られたのである。彼女は妓生になるための芸を習った。
1941年(17歳):卒業するが年齢が足りず妓生になれず、養父に中国ならお金が稼げるだろうと、養父に連れられ平壌から中国へ汽車で行く。
※年齢が足りなかったから妓生になれなかったというのは事実ではない。17歳であるなら妓生になれた。彼女は養父にだまされたのである。養父といっても彼の正体はキーセンの元締めであっただろう。

北京に到着町中で日本軍将校に呼び止められ「朝鮮人だろ、スパイではないか?」と姉さんとトラックに乗せられる。夜中ついた空き家で将校に犯される。翌日、お姉さん共々慰安所に。場所はテッペキチン(鉄壁鎮?)村の中の慰安所で女は朝鮮人5人で経営者はいないが歩哨が隣の部屋にいる。

※金学順が入ったのは慰安所ではない。慰安婦になるには朝鮮国内で警察に申し込まなければならない。それも親の許可が必要である。慰安婦になると楼主が彼女を管理して目的地まで日本軍のトラックで連れて行く。日本軍の慰安所に到着すると憲兵が慰安婦と会い、慰安婦の素性を確認する。
 金学順は養父に中国の北京に連れられて行っている。慰安婦なら中国に養父が連れて行くことはない。金学順は北京で売春業者に売られたのである。
 スパイ容疑で捕まった話は挺対協から吹き込まれた嘘だろう。スパイ容疑だったら憲兵が捕まえて日本軍基地に連れて行く。
 作り話でないとしたらこの将校は民間の業者と組んでいる犯罪軍人である。将校が道を歩いている少女をスパイと疑って逮捕することはあり得ないことである。
 慰安婦なら必ず経営管理している楼主がいる。しかし、金学順の入った慰安所には経営者が居なかったという。日本軍の慰安所でないことは確実である。

「私たちのところに来る軍人は部隊の許可を得ているようでした。始めは軍人達が金を出しているのかどうかまったく分からなかったのですが、しばらくしてシズエから兵士達は1円50銭、将校達が泊まりの時は8円出さねばならないのだという話を聞いたことがあります。けれど私は慰安婦生活の間中軍人達からお金を受け取ったことはありません。」

※楼主が金を受け取り、慰安婦と折半するのが通常であった。慰安婦が借金をしていたら、慰安婦の収入から天引きした。借金を全額返金したら慰安婦を辞めることもできた。
 貯めたお金を朝鮮の家族に送金したい時は楼主がやった。金学順がお金を受け取ることがなかったのは彼女は養父に売られたかである。彼女は慰安婦ではなく、民間の売春宿に売られた女性だったのである。

 金学順は1991年8月に慰安婦であったとする記者会見を行う。1991年12月に日本国を提訴し、1997年12月16日に死去。享年73。

金学順を調査した当時の多くの研究者は彼女の話は信頼できるといい、金学順が中国で人身売買の結果、慰安婦になった点では証言間で差異はなく信用できるとしている。
※当時の専門家は慰安婦について知っていない。人身売買で慰安婦になることは絶対にありえないことである。人身売買や性奴隷にしないために日本軍は慰安所をつくったのである。金学順が入った家は慰安所ではなかったし、彼女は慰安婦ではなかった。


慰安婦問題の悪化で日本政府と韓国政府が冷たくなった原因は日本の保守派が挺対協がでっち上げた慰安婦=性奴隷を覆すことができなかったからであり、日本の保守派の責任は大きい。
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