リベラル派よ「話が違う!」と不満爆発させても、もう遅いよ

リベラル派よ「話が違う!」と不満爆発させても、もう遅いよ
新党「希望の党」への合流を決めた民進党の前原誠司執行部に30日、希望者全員の公認を求める地方組織や連合が「話が違う」と不満を爆発させた。党本部で開いた全国幹事会は激震に見舞われたが、前原代表は、
「民進党が独自の力で乗り越えられる状況ならば、こういった選択肢はなかった。安倍晋三政権をストップさせるのが野党第一党の責務だ」
と、説明して一歩も引かなかった。
出席者からは「民進党出身者の全員が希望の公認を得られるのか」といった見立ての甘さへの懸念が続出し、希望の党側で「選別」に言及する関係者が多いことへの批判が集中しても、前原代表は批判に応えることは避けて、小池氏から「自分以外の発言は取り合わないでもらいたい」
と釈明されたことを紹介しただけであった。そして、民進党公認の道を開くよう求めても、前原代表は「民進党では選挙はやらない」の一点張りだった。
 
 民進党の希望の党への合流は安倍政権をストップさせるのが目的ではない。リベラル派を排除するのが目的であった。リベラル派がそのことに気づいても、もう遅い。
 リベラル派は無所属で衆議院選に出馬するしかない。無所属だから選挙資金は民進党からは出ない。自分で準備しなければならない。リベラル派は前原代表と小池代表の策略によって一気に窮地に追いやられたのである。

希望の党の第1次公認リストで枝野幸男代表代行(埼玉5区)に対抗馬が立つなど、民進党のリベラル派を積極的に排除する構図が鮮明になっている。

 赤松広隆元衆院副議長は30日、「新しい政党も選択肢の一つ」と言及したが、新党を作るには、原則国会議員5人以上の参加が必要である。しかし、衆院解散に伴い前衆院議員はカウントできない。新党を作るには参院民進党の現職から5人を借りて「救済新党」を作るしかない。新党案が浮上しているが、前原代表の民進党なら、新党に参加するには民進党を離党しなければならないだろう。新党つくりも簡単ではない。
リベラル派が窮地に追いやられているのが現実である。
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