お粗末な県議会の橋本抗議





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お粗末な県議会の橋本抗議


橋下市長が米軍司令官への進言が非難されたのは新聞社の巧妙な言葉の錬金術があった。それは橋下市長の発言を「橋下市長、風俗の活用を米軍司令官に進言」とだけ書き、橋下市長が「法律の範囲内で認められている風俗」と言った部分を故意に書かなかったことだ。
朝日新聞がデジタル版で5月13日の記者会見における橋下市長の発言全文を発表したが、発言全文には橋下市長が「法律の範囲内で認められている風俗」と発言したことが書かれている。
しかし、新聞は橋下市長が言った「法律の範囲内で認められている風俗」の部分を報道しないで「橋下市長、風俗の活用を米軍司令官に進言」の部分だけを報道した。すると、左系の団体が一斉に風俗=売春と決めつけて、橋下市長が売春を進言したと非難したのだ。

風俗営業法という法律があり、風俗は法律で使われている言葉であり、法律として認めている商売である。風俗で規定している業務は広い。
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風俗営業

第二条  この法律において「風俗営業」とは、次の各号のいずれかに該当する営業をいう。
一  キヤバレーその他設備を設けて客にダンスをさせ、かつ、客の接待をして客に飲食をさせる営業
二  待合、料理店、カフエーその他設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業(前号に該当する営業を除く。)
三  ナイトクラブその他設備を設けて客にダンスをさせ、かつ、客に飲食をさせる営業(第一号に該当する営業を除く。)
四  ダンスホールその他設備を設けて客にダンスをさせる営業(第一号若しくは前号に該当する営業又は客にダンスを教授するための営業のうちダンスを教授する者(政令で定めるダンスの教授に関する講習を受けその課程を修了した者その他ダンスを正規に教授する能力を有する者として政令で定める者に限る。)が客にダンスを教授する場合にのみ客にダンスをさせる営業を除く。)
五  喫茶店、バーその他設備を設けて客に飲食をさせる営業で、国家公安委員会規則で定めるところにより計つた客席における照度を十ルクス以下として営むもの(第一号から第三号までに掲げる営業として営むものを除く。)
六  喫茶店、バーその他設備を設けて客に飲食をさせる営業で、他から見通すことが困難であり、かつ、その広さが五平方メートル以下である客席を設けて営むもの
七  まあじやん屋、ぱちんこ屋その他設備を設けて客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業
八  スロットマシン、テレビゲーム機その他の遊技設備で本来の用途以外の用途として射幸心をそそるおそれのある遊技に用いることができるもの(国家公安委員会規則で定めるものに限る。)を備える店舗その他これに類する区画された施設(旅館業その他の営業の用に供し、又はこれに随伴する施設で政令で定めるものを除く。)において当該遊技設備により客に遊技をさせる営業(前号に該当する営業を除く)

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風俗営業の中で特殊なものとした性風俗営業がある。
バー、キャバレー、カフェー、ナイトクラブ、ダンスホール、アダルトビデオなど性に関連する営業一般を法律では性風俗関連特殊営業という。

橋下市長を非難するには、風俗=売春業とイメージさせる必要があった。だから、「法律の範囲内で認められている風俗」の発言を消す必要があったのだ。「法律の範囲内で認められている風俗」の発言を消して、橋下市長が売春業の活用を進言したと非難したのである。
だから、大騒ぎすることができた。「法律の範囲内で認められている風俗」を見出しにすれば大騒ぎすることはできなかった。

県議会の「橋下氏発言への抗議決議」の要旨である。



抗議文には「法律の範囲内で認められている中で、性的なエネルギーを合法的解消できる場所は日本にあるわけだから、もっと真正面から・・・・・」と橋下市長が法律の範囲内で性的エネルギーを解消することを進言したと書いてある。
日本には売春禁止法があり、売春は禁止している。法律上は売春は風俗業から除外されている。普通にいう風俗とは人間相手のサービス業であり売春ではない。ところが抗議文には、橋下市長が法律の範囲内の風俗業のことをいっていると書いてあるのに、リトル報道官が「米軍が売春を拒否するのはいうまでもない」とまるで橋下市長が売春を勧めたように書いてある。
県議会議員は日本の法律は売春を許していると勘違いしているようだ。復帰前までは琉球政府は売春を認めていていた。まさか沖縄は琉球政府時代の売春法が今なお続いていると錯覚しているのか。

法律の範囲内の活用を勧めることが「人権感覚を欠いた発言」と言えるのか。県議会のほうが風俗営業をしている人間たちを差別しているではないか。

米兵たちの夜間外出禁止を主張し、米兵相手に商売をしている人たちの生活を無視する。米兵相手に商売をしている人たちを人権蹂躙し虫けらのようにみているのが県議会だ。平気で県民を人間差別するのが沖縄の政治家である。

法律の範囲内の活用を進言した橋下市長に抗議するのは政治家のやることではない。政治家は法律を遵守することを優先するべきだ。政治家としての無知ぶりを見せたのが県議会の橋下氏への抗議文である。

そうぞうの議員も無知だ。「橋下氏は謝罪も反省もしており、抗議決議に値するとは思えない」にはあきれる。橋下氏の発言を全然理解していないのがそうぞうの議員だ。

橋下氏は「言ってきたことは正しいと思っている」と主張し続けている。謝罪したのは米軍、米政府だ。そして、風俗従事者が謝罪を要求したら自分の発言が迷惑を掛けたということで謝罪するといっている。
橋下氏は謝罪もしていなければ反省もしていない。なぜ、橋下氏が謝罪しなければならないのか。なぜ、反省しなければならないのか。
そうぞうの議員も堕落した沖縄政界の政治家である。

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