ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅での胎息は息を止めるというより気の呼吸を楽しむ感覚

2010-05-30 08:19:14 | 胎息

 昨日は久しぶりで、深夜の1時間の座禅を、胎息で楽しみました。 いつも夜は早くに寝ますので、深夜に起きてお風呂に入り、半身浴を行ってから座禅を行います。

 出来るだけ息を長く吐く呼吸を行うようにしておりますが、時として何となく胎息(肺呼吸を伴わない気の呼吸)を、ごく自然に行なったりするのです。

 部屋は真っ暗にしておりますので、目を半眼にするとかの話は、一切関係ありません。 下腹の臍下丹田から発した気が、股下の会陰から臍下丹田の裏側の尾りょう関を通り、背中の侠脊関(きょうせきかん)を通り、頭の後頭部にある玉沈関を一気に駆け上がり、頭のてっぺんにある百会を通り、目の中心部の奥にある上丹田に入り込み、口の中の上あごから舌を通してからだの前部に流れていきます。 胸の中心部にある中丹田を通り、下腹の臍下丹田に戻っていきます。 

 特に、脳は微細な神経の腺がありますので、気の流れに沿ってある神経の腺を刺激しますので、座禅を行っていても、眠くなることもありません。 顔の皮膚の裏側にも気は流れていきますので、微妙な気の流れを感じながらの座禅になります。

 胎息は息をしませんが、気の呼吸は感じます。 そんな気の流れを楽しみながら、深夜の静かな座禅を楽しむのです。