ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

吐く息に意識を集中すれば多少の雑音は気になりません

2010-05-20 08:19:16 | 座禅

 私は、呼吸法を伴いながら座禅を行い始めた当初は、夜、半身浴をして汗をかいた後に、家族がテレビを見ている隣室で、部屋を暗くして1時間の座禅を行っていました。 場合によると、ガンにかかった友人の無事を祈って、3時間の座禅も行っておりました。

 私をその当時、オリンピックのレスリングの選手達が、八田さんの指導の下、精神力と集中力を高めるため、照明のランプをつけたまま寝ていたという話を思い出し、ゆっくりと長く吐く息に集中しさえすれば、多少の雑音は気にならないものと思って、ひたすら隣室から漏れるテレビの音が聞こえながらも、座禅に集中していました。

 よく座禅をしていると眠くなってしまうという声を聞きますが、私自身は意識しながらゆっくりと、イメージで体の中へ息を吐き、体の中へ入っていく息を追いながら、座禅を行っていますので、眠くなったことは一度もありません。 

座禅を始めようとした時に、ちょっと今日は疲れているなとか、眠たい感じがするなと思ったら、さっさと寝てしまいます。 一眠りして深夜や早朝に起きて、さっぱりしたところで座禅を行ってきました。 何も決まった時間に行なう必要はありません。 人の生活は、いつも毎日決められたスケジュールで、進んでいるわけではないのです。 その意味で、自宅で行なう座禅は自由なのです。