ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

慣れれば自然に出来る逆腹式呼吸

2008-04-07 07:12:53 | 逆腹式呼吸
 座禅の時に行う逆複式呼吸は、スムーズに出来るまで、あらゆる機会を通して行ってみます。 慣れてしまえば自然に行えますし、座禅の時には意識を呼吸に集中して行えるようになります。

 目をつむり(意識を集中するために目をつむります)口を閉じて、鼻だけで呼吸をします。 息を吸い息を吐くときに、ゆっくりと体の中へ吐きます。 息が口からのどを通り、お腹を通り臍下にある臍下丹田まで吐きます。 寝ているときに行う場合や立って行う場合は、足の裏までゆっくりと息を吐きます。

 息を吐くときに呼吸を意識します。 生まれて以来、私たちは呼吸を意識することは、殆どありませんでしたが、ここでは息を吐くことを意識し、なおかつ息が体の中へ入っていくことを意識します。

 電車やバスを待っている時間や車中の中で、事務所でちょっとした合間にイスに座りながら、また自宅でテレビを目をつむりながら、音だけを聞きながら、逆腹式呼吸を行います。 決まった座禅の時間だけの時に行うのではなく、日常的に好きなときに好きなだけ行う感覚が、とても大切なのです。

 逆腹式呼吸に慣れるまでは、息が体の中へ入っていくことを体感するために、ウーとかスーとか息音をたてて、息を吐くことも意識した方が、より感じやすくなるはずです。

 寝て行うときには、両手をお腹の上に置き、親指はお臍の上にそっと置きます。 枕を低めのものを使います。 目をつむり息を吸ったら、ゆっくりとお腹を通り、足の裏から息を吐くように、意識しながら行います。 息を吸いゆっくり体の中へ息を吐く、そんな単純な呼吸を繰り返すだけで良いのです。

 座禅の準備運動として、逆腹式呼吸を始めて下さい。 自分では分からなくても、呼吸がスムーズに行えるようになれば、自己免疫力がつくことにもなります。 楽しんで下さい。