ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

良い状態に置かれないときこそ

2008-04-15 06:45:07 | 座禅
 私自身は現在、環境的には決して良い状態とはいえません。 経済的にはそこそこの資産を手放すことになり、結果的には負の資産を、持つことになってしまいました。 関係者の方にも多大なご迷惑を、かけることにもなっています。

 全ては私の所業のなせるとこなのですが、私自身はバブルが崩壊し、多くの人々がその後遺症に悩んでいる、その苦しみを自らも味わいなさいと、天から声がかかったと思い、その感覚をひしひしと感じてはいます。

 それでも深夜や早朝での座禅(静功)を通して、苦しみの中にも淡々と宇宙の叡智のサジェスチョンを得ながら、また優しく脳を癒してくれることから、何とか明るく1つ1つの後始末を片付けながら、毎日を送れるようになっています。

 どんな状態に置かれたとしても、いつも肩の力を抜いて、自然体でいることの大切さを、改めて感じてもいます。 そのような普通でない状態だからこそ、どのように生きていくかが、問われているような気がしてなりません。 

 良い状態におかれないとしても、その状態をどのように克服するか、どのように楽しめるかを、考えていった方が、精神衛生上は良いに決まっています。 本音を言えば、できれば避けて通りたいところですが、それを素直に受け止め、どれだけのことができるかを考える方が、不思議なことに楽しくなってくるのです。 

 良い状態であれば、誰だって楽しいのです。 良くない状態時こそ、それを楽しむ感覚が大切なのです。 ものは考えようです。 座禅をしてますと、そのようなことをそっと教えてくれます。