ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

座禅は人のために祈る、念ずる

2008-04-01 07:04:29 | 座禅
 座禅(静功ー瞑想)を始めてもう10年ぐらいが経とうとしています。 もう何年経ったかなどは記憶から去ってきています。 始めた当初は、始めた初日に百会が活性化してしまったもので、興味半分に自分の健康問題もあり、何も分からないままに真面目に、毎日お酒も飲まずに、座禅の毎日でした。

 その頃、前の事務所で私の前にいた人が、遠くからガンに罹ってしまったようだという話を、聞いておりましたし、その彼女の所には、私の家からヒマラヤンの雌の子猫が、貰われていったりしていましたので、親戚のような親しみを持っていました。

 自分がどれだけの力があるかも分からずに、彼女の健康を祈って毎日、3時間の座禅を続けていました。 1ヶ月半で臍下丹田が活性化し、心臓のような鼓動が起きたときには、思わず彼女に貴方を助けなさい、といっているのかもしれませんねと電話で、話したほどでした。

 遠くにいる彼女の健康回復を願って、毎日のように座禅を行っていました。 そんな時に、おでこの中心部にある天目が開き、その天目から宇宙の気が出て行くのも、感じたのでした。 

 最近になって、座禅の雑念の中で、ふと、そうだお釈迦様は、多くの人の悩みや不安を、どのようにしたら取り除くことが出来るのだろうかと、菩提樹の下で座禅(瞑想)を行っていたのではないか、ということを思い起こしました。 本来は、自分のためではなく、人のため、世のために座禅をすることが,肝要なのではないかと思いました。

 その彼女が,この世からいなくなってからは、座禅をする時間も少なくなってしまい、どうして以前のように熱心に長時間、座禅が出来ないのだろうかと,考えてきました。 私の知人の奥さんが植物人間になってしまい、その方の意識再生を願って、座禅を行いましたが、長続きはしませんでした。

 身近に健康回復を願って、お祈りできる方がいれば、きっと座禅を長く続けることが,出来るかもしれません。 人のことを思うことによって,結果的に自分の健康回復,維持に跳ね返ってくるに違いありません。