ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

マンション学会のシンポジュームに参加して

2008-04-19 15:13:43 | 文化
 大学の旧友がマンション学会の役員をやっているということで、たまたま近隣市で学会の総会があり、その前日に私たちの住宅地が、日本でも有数の宅地開発された地域ということで、地元市と共催でシンポジュームが開かれ、参加してきました。 

 大学の3年先輩が現会長ということで、久しぶりに会ってちょっと昔を思い出しました。 級友のM氏がお膳たてし、4人の研究者の発表があり、5人の地元からの問題提起がされました。

 事前の友人の話の中から、面白い話を聞きました。 欧州のイギリスでは、ある地域の開発を行うときには、50年、100年のスパンでものを考え、昔の厩であったものが、今は車のガレージに使われていたり、古いものをそのまま使っていくという考え方が、されてきているということでした。

 街づくりは未だに続いており、その持っている雰囲気は、独特のものがあるということでした。 一方、私たちの国では、私たちの町では、40年経過し、もうすでに建替えの話があります。 

 ヨーロッパに行って感じたことですが、古い建物の概観を残して、内装だけをきれいにしていくということを、大切にしているように感じました。 欧州でインテリアデザインが、活発な理由が分かった気がしました。

 日本は、アメリカ化のせいか、消費する、消費してしまう文化が主流のような気がいたします。 住宅作り、街づくりの発想の中に、ものを大切にする考え方が、もともと無かったのでしょうか。 生活サイクルが短縮化しているといっても、イギリスでも同じなはずです。

 私たちの街は国策で造られ、決してよい計画ではなかったのではないかと思っていますが、造られた街を、これからどのように作り直していくのか、再生させていくのかが、私たち住民の当面の課題になっています。 世の中の経済が縮小傾向にある中で、考えていくのは大変ですが、また楽しいことでもあるような気がします。