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ソニーRX100の後継機

 Photorumors.comによれば、6月の最初の週にソニーのRX100の後継機種、RX200が登場するらしい(see here)。もっとも元ネタは中国語のサイトのようで、内容的にはちょっと怪しい。何が怪しいかと云えば、このレンズのスペック。
 The RX200 will have an improved 28-140mm f/1.4-2.2 lens (compared to the current 29-105mm f/1.8-4.9)

 どうです、怪しいでしょう(^^) 望遠端のF値が現行機の4.9から2.2になると云う。どちらも中途半端な数字だが近似値を取れば5.6から2.8になるほどの劇的性能向上である。もし本当なら素晴らしいことだが、価格が大幅に上昇し同時にえらく大きく重たくなることは間違いない。一般的な交換式の標準ズームレンズの場合、望遠端のF値が5.6から4になると価格と重さが2倍、更に4から2.8になると価格と重さが1.5倍になるのである。

 だから、もしRX200に28-140mm f/1.4-2.2と云う高性能レンズが搭載されるとなると、価格は2倍以上でかなり大柄で重たくなることは間違いない。こうなってはコンパクトタイプと変らぬボディに比較的大型の1インチイメージセンサーを搭載したことによるRX100のアドバンテージがまったく無くなってしまう。いや、そう云うカメラを否定しているのではなく、28-140mm f/1.4-2.2を搭載するカメラがあっても良いのだが、それはもうRX100の後継機種ではないだろうと云うお話しである。

 Nikon AやRICOH GRには大いに興味ある郷秋ではあるけれど、レンズはどちらも広角の単焦点レンズである。だからAPS-Cであの大きさ・重さ・価格に収まっている訳なのだが、単焦点レンズって、ストイックに過ぎませんが? こちとら修行僧じゃない訳で、広角も使いたければ望遠でバックも(少しなりとも)ボカしたいしマクロだって使いたい。それでいて小型軽量でレンズが出っ張らなくとなるとRX100は最右翼。200になってもいいけれど、広角側を24mmにするくらいの小変更で今の大きさ・重さ・価格に抑えて欲しいものであるぞ。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、まだ咲いていた椿。椿は春の花だけれど、さすがにこれが今シーズンの最後となることだろう。

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