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ポルシェ・パナメーラ見参

 これまでも幾度と無くスクープ写真が流出しているパナメーラだが、ついにポルシェAG自らがオフィシャルフォトを公にした。

 パナメーラはポルシェ初の4ドアサルーンだ。SUVのカイエンを唯一の例外として、これまでもっぱら(事実上)2人乗りのスポーツカーだけを作り続けてきた同社だが、かねてより画策していた4ドアサルーンマーケットへの参入の時が9ヶ月後となり、いよいよオフィシャルフォトの公表である。前から見ても後ろから見ても横から見ても、911の兄弟であることがちゃんと見て取れ、それでいて破綻を来たすことの無いデザインはすごい。

 それにしても、でかい。22日には、VWのパサートCC(4815×1855×1425mm)がでかいと書いた。クーペライクな4ドア・4シーターとパサートCCと同じカテゴリだが、より高価なメルセデスSLC(4915×1875×1430)は更にでかいと書いた。でかいから高いのか、高いからでかいのか。でも、ポルシェ・パナメーラは4970×1931×1418mmと SLCよりも更にでかい。そして更に高価だ。多分。

 いまどきこんなにでかいクルマが次々に登場していて良いのか。世のトレンドは小さくて燃費効率の良い方向に向かっているのではないのか。でも大丈夫。さすが、ポルシェだ。ちゃんとエクスキューズを用意してある。500psを超えるターボチャージドエンジン搭載車と同時にハイブリッドシステム搭載車もラインナップするのだという。

 しかし、それは所詮エクスキューズでしかない。トヨタがレクサスLSに600hを用意したのと同じだ。ハイブリッドシステムは現代自動車業界における「免罪符」なのである。さて、そのパナメーラ、ポルシェAGでは年間2万台の販売を目論んでいるようだが、厳しい経済環境下で果たして目標を達成できるだろうか。まっ、このクラスを購入する人たちには今の経済状況も関係ないのかもね。


 今日の一枚は、例によって記事本体とは何の関係もない恩田の森の大樹の紅葉。先週土曜日に撮影したものですから、昨日・今日の雨風で、もうすっかり葉を落としているかも知れません。
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