ブログ編集充実デジカメ?

 なんじゃいそれは、と思って記事を読んでみた。FUJI(富士フイルムのことだ)から出されたのは撮影した写真をブログ用に簡単に編集できるデジタルカメラFinePix250fdに、要するにPCを使わずとも画像処理を簡単にできる「ブログモード」なる機能を付加したということであった。「画像処理機能」ではなく「ブログモード」と云う方が衆目を集め易いということなのか。

 要は明るさやコントラスト・色相を調整できるほか、ミニチュアのように見せたり、イラストや絵画風に仕上げたり、人の顔を自動検出してモザイク処理する、写真に影をつけるなど12種類の加工ができる機能が付いているということであるが、カメラ内臓の機能で済ますことができるのは確かに便利かも知れないが、カメラ本来の機能としての有効画素数1000万画素、光学5倍ズームレンズだけでは、もはやニュースにならないらしい。

 「上質な輝きをまとった色彩に、華やかなデコレーション&スタイリッシュなグラデーション」(4色ある。FUJIのHPより)の外装と内臓の画像処理機能、じゃなかった「ブログモード」を「売りに」しないと目立たないほどコンパクトタイプのデジタルカメラとしての機能はどれも似たりよったり、行き着くところまで来てしまっているということである。

 あれこれ機能を詰め込んでファッション性の高いモデルを作ってみても、半年後には陳腐化し新しいモデルを出さないとならないのは作る側としては辛いだろう。そういう新奇性だけを追うのではなく、そろそろ「本物のコンパクトデジタルカメラ」作りにシフトしないとメーカーも疲弊するばかりだと思うけどな。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、新宿にある高層ビル27階からの夕景。一昨日鎌倉を歩いているときに、暫く前から具合の悪かったAF-S DX VR ED 18-200の調子が決定的にだめになったために、鎌倉から新宿に直行し修理を依頼したのでした。修理代金を見積もってもらったところが、ちょっとしたレンズならば新品が換えるほどの費用がかかるとのこと。一瞬、修理せずに程度の良い中古を買おうかとも思いましたが、これも結構な価格であることを考え、修理することを選びました。

 昨日の撮影にはAF-S VR ED 24-120GとAF ED 28-200Gを持っていきましたが、結局使ったのは28-200の方。APS-C撮像素子を使うD300で十分な「ボケ」を得るには120mm(35mm換算180mm)では足りず、どうしても200mm(35mm換算300mm)が欲しくなります。広角側が35mm換算で42mmと物足りない感もありますが、昨日は広角ズームに交換することはありませんでした。VRが無いことは、必要に応じてISOを1600程度(昨日は1250まで)まで上げることでカバーできます。と云うわけで2週間ほどAF ED 28-200Gが現役復帰となります。

 ちなみに上の写真はAF-S VR ED 70-200 F2.8GにPLフィルターを付けて撮影したものです。
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