福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

上の犬歯が埋まっている1例

2022-07-20 | 歯並び、矯正の話

小学校高学年の患者さんですが、生え変わりが早くほぼ永久歯になっています。
様々な原因で虫歯が多発していますので、まずは(永久歯)虫歯の治療と予防処置や指導です。





加えて下の前歯が先天的に欠如していること、上は欠如はないものの犬歯の出るスペースがなかったり、向かって右の犬歯は水平方向に埋まっています。
犬歯は出るパワーがある時期ですが、向かって左は八重歯、右は多分埋まったままと予測されます。
下は2本欠如でちょうど良い歯並びなので、歯が揃っていればデコボコになる例と推測されます。
埋まっている犬歯は、外科+矯正で当院でも技術的には牽引可能ですが、歯を収めるスペースが全くありません。
矯正をするとすれば、向かって左上第1小臼歯と右上の埋伏犬歯を抜歯して、上下の歯の数を揃えることで綺麗になります。
そのためには、本人のモチベーション、時間的費用的問題、虫歯リスクを下げることなどあります。
この患者さん、そのまま放置でも歯並びかみ合わせは悪化はしませんので、虫歯リスクが下がってからいずれ矯正でも全く問題ありません。
ロングスパンで付き合っていただきたい患者さんです。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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