
「スペースインベーダー90」は,1990年9月にタイトーより発売されたメガドライブ用シューティングゲーム。名作「スペースインベーダー」のリメイク作品で,この当時はアーケードはもちろん様々なコンシューマ機向けにスペースインベーダーのリメイク作品が出まくっていました。自分がハマッてプレイしたのは,PCエンジン版の「スペースインベーダーズ 復活の日」の方。メガドライブ版は明らかに演出が地味でPCエンジン版に劣っている感じがしたので,結局は現在まで買わずじまいになっていました。特にレアなもの(エリミネートダウンと大吟醸)を除けば,いつのまにか「まだ持っていないメガドライブのシューティングゲーム」の数少ないラインナップの1本になっていたので,中古品を探してきて入手しました。
ゲームは,ごく普通の「スペースインベーダー」のリメイク作品。といった感じ(笑)。メガドラの横長画面にあわせたデザインのため,インベーダーの最前列が最初の面からえらく近くにいるうえ,敵弾回避用のシェルターが一切配置されていないので,ゲーム開始直後からかなり激しい撃ち合いになります。UFOを撃ち落とすと回数(時間)限定で強力な攻撃ができるアイテムを落すことがあるので,これを有効に使わない手はありません。自機のシールドが最初から「被弾5回分」ありますが,PCエンジン版ほど序盤に余裕がないです。アイテム獲得を狙うにしても,インベーダーを「消す」ことを確実に行わなければ,あっという間にインベーダーに「占領」されてゲームオーバーです。
・・・知らない人がいるかもしれんので,いちおう説明。(`・ω・´)9m
インベーダーが,一匹でも自機と同じ高さまで降りて来てしまうと,シールド残量(残機)に関係なくゲームオーバーになります。
一応「名古屋撃ち」的な動きも再現されていて,自機の1段上(あと1段下がったら占領)まで来たインベーダーは,弾を撃たなくなります。(オリジナルは,弾は撃つけど当たらない。というバグ技)これを使って,敵の目の前を通過しながら1匹づつ撃って仕留めていきます。もちろん撃ちもらせば一発でゲームオーバーのリスクがあるので,ヘタにやらない方がゲームは長続きすると思います。
もうひとつ書くとすれば,BGMについてでしょうか。作曲者は岩垂徳行(いわだれのりゆき)氏で,メガドラ界隈で言うなら,メサイアの「ジノーグ」や,ゲームアーツの「LUNAR」,ガウエンターテインメントの「エクスランザー」などに参加していたクリエイターです。本作のBGMも,メガドラ初期の作品としてはかなりクオリティが高く仕上がっていて,同じ初期の作品であれば「ヴェリテックス」にも十分匹敵すると思います。音楽を聴くために「スペースインベーダー90」を買うのもアリかなと。
裏技で「ミュージックモード」も準備されています。
○ミュージックモード
タイトル画面で,AボタンとBボタンを同時押しした状態でスタートボタンを押します。
画面が真っ暗のままになったら,一旦ボタンを離し,右,右,下,の順で押します。
画面中央に「00」が表示されればOK。
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