X68000 の象徴といってもいいのがこの「トラックボールマウス」です。ツインタワー型の筐体を持つモデルには標準で付属していましたが,自分が歴代で使用してきた PRO や REDZONE(COMPACT)等のモデルにはスタンダードな 2ボタンマウスが付属していたため,当時,マウスだけ別途に取り寄せて入手したものであります。
特徴は「前方後円墳」のような形状だけではなく,その機械的構造にあります。
その呼称のとおり,簡易的なトラックボール機能を持っており,円形部分の上部の「蓋」を取り外すと「ボール」を上側に露出させる事が可能です。普段の状態では蓋を開けてもボールは「沈んで」いる状態になっており,トラックボール的な操作は出来ないようになっています。しかし,マウス背面のスイッチを「T」に設定すると,ボールが上に持ちあがった状態で固定されるのでトラックボール的な操作が可能になる仕掛けです。(逆に持ちあがった分ボールが下側に接触しないため,マウスとして利用はできなくなります)また,円形の部分は時計回りに 90度回転するようになっていて,トラックボール使用時に操作ボタンを横側に持っていけるよう工夫もされています。
とはいえ,ずっと普通の 2ボタンマウスを使っていた事もあり,トラックボールマウスの形状にはいまいち慣れる事ができませんでした。そのうえ肝心のトラックボール状態での操作性はあまり良くはなく,正直なところ利用価値をあまり感じる事ができません。要は「マウスを逆さにしてボールを指で転がしてる」状態な訳で,本物のトラックボールと比べる事自体が無茶ではあるのですが。
今回,久々に倉庫内から引っ張り出してネタにしましたが,トラックボールマウスは内部のローラー部分が金属製であるため 長期間の放置がたたり 微妙にサビが出てしまいました。取り急ぎでクリーニングを実施し 使用するに問題ない程度まで改善したものの,操作時に微妙な「ガタ」が残ってしまったのが非常に残念です。
今後は,使用していなくても定期的な動作チェックとクリーニングをしようと思っています。
トラックボールマウス愛用者は要注意!(≧∇≦)
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やっぱりうまく動いてくれません・・・。
換えのマウスが無くて・・・トホホ。
マウスは必ずしも必須ではありませんが,
SX-WINDOW や Ko-WINDOW および一部のゲームソフトなどには必須アイテムですね。
私は,純正の 2ボタンマウスのデッドストック品を探し出して購入しました。
トラックボールマウスは X68000現役当時に新品で買って使用していたものを予備で保存しています。
マウス単体での入手は難しいかもしれないです。
ジャンクの本体から回収するしかないかも。