MC68000 Maniacs!
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時折,妙に気になる付録がつく事のある「大人の科学マガジン」ですが,またまた面白いモノが登場。Vol.24 の付録はなんと「4ビットマイコン」であります。剥き出しの基盤に 7セグメントLED(数字一桁分)と16進数キーが配置されており,この2つのインタフェイスを使って「プログラムコードを入力し,実行する」事ができるというモノです。ただし,ユーザーが使用できるメモリは少なく,プログラム用で 00~4F番地までの80バイト。データ用で 50~5F番地までの16バイトのみ。電源を切るとメモリ内容は消えてしまいますので,プログラムコードは都度打ち込まなくてはなりません。プログラムはアセンブラで構築する仕様であり 専用の命令表が付いています。

一応「キット」扱いですが,やる事は「プラスチックシャーシに基盤をネジ止め」する事と,16進数キーのシールを基盤に貼る事くらい。16進数キーのシールは 結構貼り辛いので,これを慎重にこなす事が 綺麗に組み立てる唯一のコツでしょうか。

組み立て後の姿は なんかもの凄く懐かしい感じ(笑)。往年の「TK-80」を思い出しますね・・・。発売後間もないはずなんですが 世間では既にいろいろと開発されているようで,Cコンパイラ まで登場しているのには驚きました。もともと「ハンドアセンブルの実施」がコンセプトのハードウェアですからコンパイラを出してしまうのは主旨違いな気がしますが(笑)。その他にも BASICコンパイラ のネタも進行中の様子。こっちなら自分にもプログラムが組めそうです。(C言語はやった事がないので・・・)いずれにせよ,4ビットマイコンごときに全力で食いつく大人が多かった事は非常に嬉しい限りであります。

プログラムを組む場合は,[RESET]キーを押してプログラムメモリのポインタを00番地に移動し,16進数キーで命令コードを入力。7セグLEDで入力を確認した後,[INCR]キーでプログラムメモリのポインタを次の番地に移動・・・の手順を繰り返します。プログラム入力が終わったら,[RESET]→[RUN]キーで00番地からプログラムが実行される仕組みです。本格的にプログラムを考えるのは後回しにして,とりあえずテストプログラムを作ってみました。

&H00:0 :KA
&H01:1 :AO
&H02:F 0 0 :JUMP &H00

とか(笑)。押したキーがLED表示されるだけですね。
LEDの点灯/消灯や,BEEP音の発生なども制御できるので,もうちょっと面白いものが組めそうです。
やはりメモリが記憶されないのが難ですね・・・。

まあ,雑誌の付録ですから。(≧∇≦)


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