『Come Dream with Me』 Jane Monheit ☆☆☆★
ジェーン・モンハイトと、日本語では表記するらしい。なかなか評判がいい若手の女性ジャズ・シンガーということで聴いてみた。ジャケットで見るとかなり美人だ。
歌は確かにうまい。すごくうまい。声もきれいだし、しっとりした曲の抑揚、声の伸び、張り、どれをとっても文句のつけようがない。安定感ありまくり。でも、逆にあんまり面白くない。クセがない。教科書的だ。なんというか、うまい女性ヴォーカル、と言われてなんとなく想像する、そのまんまである。
それから米国のアマゾンのレヴューを見てみると、絶賛している人がいる一方で、彼女の歌はジャズじゃない、という書き込みがある。スイングしていない、とか言われると、スイングとは何ぞやという話になってややこしいのだが、「これジャズなの?」という感じは確かにある。要するにホイットニー・ニューストンとかマライア・キャリーみたいなポップス・シンガーがジャスっぽい曲を歌っているみたいなのである。他のアルバムはどうか知らないが、このアルバムは特にしっとりしたバラード系の曲が多いこともあり、きれいに仕上がり過ぎている気がする。この音楽は穴倉のようなジャズ・バーには似合わない。似合うのは高級ホテルのカクテル・ラウンジだろう。
まあそういう音楽もあっていいので、そのへんは好みだ。ポップス感覚で聴けるので、普段ジャスをあまり聴かない人は入りやすいだろう。BGMとして聴くには悪くない。しっとりした曲が多いし、ピアノやストリングスを優雅に豪華に配したサウンドなので、夜、彼女と二人だけのディナー・タイムのBGMとしてはお誂え向きかも知れない。あるいは、就寝前の読書タイムに邪魔にならない音が欲しい時。間違いなく歌はうまいので、聴き心地は決して悪くない。ただ、渋いジャズや一癖あるヤツを聴きたい人には物足りないだろう。
ジェーン・モンハイトと、日本語では表記するらしい。なかなか評判がいい若手の女性ジャズ・シンガーということで聴いてみた。ジャケットで見るとかなり美人だ。
歌は確かにうまい。すごくうまい。声もきれいだし、しっとりした曲の抑揚、声の伸び、張り、どれをとっても文句のつけようがない。安定感ありまくり。でも、逆にあんまり面白くない。クセがない。教科書的だ。なんというか、うまい女性ヴォーカル、と言われてなんとなく想像する、そのまんまである。
それから米国のアマゾンのレヴューを見てみると、絶賛している人がいる一方で、彼女の歌はジャズじゃない、という書き込みがある。スイングしていない、とか言われると、スイングとは何ぞやという話になってややこしいのだが、「これジャズなの?」という感じは確かにある。要するにホイットニー・ニューストンとかマライア・キャリーみたいなポップス・シンガーがジャスっぽい曲を歌っているみたいなのである。他のアルバムはどうか知らないが、このアルバムは特にしっとりしたバラード系の曲が多いこともあり、きれいに仕上がり過ぎている気がする。この音楽は穴倉のようなジャズ・バーには似合わない。似合うのは高級ホテルのカクテル・ラウンジだろう。
まあそういう音楽もあっていいので、そのへんは好みだ。ポップス感覚で聴けるので、普段ジャスをあまり聴かない人は入りやすいだろう。BGMとして聴くには悪くない。しっとりした曲が多いし、ピアノやストリングスを優雅に豪華に配したサウンドなので、夜、彼女と二人だけのディナー・タイムのBGMとしてはお誂え向きかも知れない。あるいは、就寝前の読書タイムに邪魔にならない音が欲しい時。間違いなく歌はうまいので、聴き心地は決して悪くない。ただ、渋いジャズや一癖あるヤツを聴きたい人には物足りないだろう。
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