家族シアター 2018-10-31 22:37:55 | 本 『家族シアター』 辻村深月 ☆☆☆☆ アンソロジー『バタフライ和文タイプ事務所』収録の「仁志野町の泥棒」がえもいわれぬ味わいがあって印象に残ったため、辻村深月の短編集を入手。「家族シアター」というタイトル通り、家族内の人間関係が収録作すべてのテーマとなっている。つまりホームドラマであり、普段私が読まないタイプの小説である。すべて人間関係の緊張と緩和によってストーリーが転がり、ドラマが成立す . . . 本文を読む