アブソリュート・エゴ・レビュー

書籍、映画、音楽、その他もろもろの極私的レビュー。未見の人の参考になればいいなあ。

図書館の殺人

2018-09-16 10:46:31 | 
『図書館の殺人』 青崎有吾   ☆☆☆☆  「平成のエラリー・クイーン」こと青崎有吾の三つ目の長編小説を読了した。一作目の『体育館の殺人』にはかなり感心し、二作目の『水族館の殺人』はちょっと落ちると思ったが、この『図書館の殺人』の推理の緻密さはまたデビュー作並みだ。「密室」「アリバイ崩し」と続いた本格ミステリの王道テーマを掲げる趣向も踏襲され、今回のテーマは「ダイイング・メッセージ」。ずっとこの . . . 本文を読む