アブソリュート・エゴ・レビュー

書籍、映画、音楽、その他もろもろの極私的レビュー。未見の人の参考になればいいなあ。

詩人と狂人たち

2016-10-20 07:52:20 | 
『詩人と狂人たち』 G. K. チェスタトン   ☆☆★  再読。チェスタトンといえばブラウン神父だが、これはガブリエル・ゲイルという詩人兼画家が探偵役の短篇集。  しかしこれが果たしてミステリと呼べるのかどうかは、議論の余地がある。訳者あとがきによれば、ある批評家はこれはとても推理小説とは呼べないと言ったらしい。訳者は異論を唱えているし、まあ広義の推理小説には含められると思うが、少なくとも通 . . . 本文を読む