『どーも』 小田和正 ☆☆☆☆☆
小田和正の新譜が出た、ということで迷った挙句に購入。もともとオフコース大好き人間の私だが、小田和正のソロ・アルバムは初期を除いていまいちテンションが上がらなかった。『BETWEEN THE WORD & THE HEART』ぐらいまではまだオフコースっぽくて良かったが、「東京ラブストーリー」あたりからおかしくなってきて、『Looking Back』で決定的 . . . 本文を読む
『RHAPSODY NAKED』 RCサクセション ☆☆☆☆☆
これはRCサクセションの有名なライヴ盤『RHAPSODY』のネイキッド・バージョン、つまり録音された音そのままの完全収録盤である。『RHAPSODY』は名盤の誉れ高いディスクだが、特にRCの熱烈なファンでもない私は聴いたことがなかった。キヨシロー追悼で発売された『青山ロックン・ロール・ショー』収録の「ラプソディー」と「雨上がり . . . 本文を読む
『Ten』 Jason Moran ☆☆☆☆☆
最近気に入っているジャズ・アルバムを紹介したい。ジェイソン・モランの『Ten』である。ジェイソン・モランはヒューストン出身のアメリカ人ピアニストで、まだ30代半ばの若さ。しかし私は全然知らなかったが、この若さですでにジャズ・ファンの間では天才の名を欲しいままにしている折り紙つきのアーティストらしい。このアルバムはベース、ドラム、ピアノのトリオ . . . 本文を読む
『洪水』 ハービー・ハンコック ☆☆☆☆☆
ハービー・ハンコックのお薦め盤をもう一つご紹介したいと思う。これは『ヘッドハンターズ』『スラスト』『マン・チャイルド』のファンク三部作の後に出た超強力なライヴ盤である。しかも場所は東京。日本人なら聴くしかない。
なんだか得体の知れない怪しげなアルバム・ジャケットだが、このジャケットと「洪水」というタイトルが内容をよく表している。熱くて火傷しそ . . . 本文を読む
『Time Machine Tour』 Rush ☆☆☆☆
4月10日の日曜日、マディソン・スクエア・ガーデンで行われたラッシュのコンサートに行ってきた。うちは田舎なので日曜の夜にマンハッタンまで出かけるのは面倒なのだが、まあラッシュのコンサートとあれば仕方がない。
今回のツアーは「Time Machine Tour」と銘打たれていて、目玉は人気作『Moving Picures』のコン . . . 本文を読む
『Mr. Hands』 ハービー・ハンコック ☆☆☆☆☆
ハービー・ハンコックを聴き始めたのはわりと最近である。パット・メセニーが好きなアルバムを聞かれて「ハービー・ハンコックがプレイしているものすべて」と答えたと聞いて手を出したのだが、すっかりはまってしまった。お薦めアルバムは多々あるが、まずは今一番お気に入りの『Mr.Hands』をご紹介したい。
ハービー・ハンコックはもともとマイ . . . 本文を読む
『Pat Metheny Group』 Pat Metheny Group ☆☆☆☆☆
パット・メセニーは昔から好きなアーティストだが、最近ますますハマりつつある。聴けば聴くほど良い。私が好きなのはパット・メセニー・グループ名義の作品主体だが、ジャスやフュージョンを越えた普遍的な魅力に溢れたこのグループをちょっと聴いてみようかという人のために、おおまかな俯瞰図を呈示しておこうと思う。作品す . . . 本文を読む
『Live In Germany』 Supertramp ☆☆☆☆
いつの間にか発売されていたスーパートランプのライヴ映像を入手した。古いマテリアルとしては画質はまあまあで、音質も悪くない。ファンなら買いだろう。ただし、メニュー画面がドイツ語だ。
『Story So Far』の中に野外スタジアムで演奏している映像があるが、あれのフル・バージョンである。『Give A Little Bi . . . 本文を読む
『Minute By Minute』 The Doobie Brothers ☆☆☆☆☆
ドゥービー・ブラザーズの名盤『ミニット・バイ・ミニット』をご紹介します。私がドゥービーズにハマったのは本作がきっかけだけれども、これもまた私の中ではスティーリー・ダンつながりだ。お前は全部スティーリー・ダンつながりじゃないかと言われそうだが、実際そうなんだから仕方がない。楽曲のセンスの良さ、室内工芸品 . . . 本文を読む
『神々の戦い』 ラッシュ ☆☆☆☆☆
ラッシュ6枚目のスタジオ・アルバム、『神々の戦い』。邦題はいかにも時代がかったプログレという感じだが、オリジナルのタイトルは「Hemisphere」で、つまり脳の半球と、二つに割れた天球のダブル・ミーニングになっている。天界を二分してのアポロンとデュオニソスの神話的な戦いを脳の右半球と左半球の争い、つまり感情と理性の脳内葛藤のメタファーとして描いた、知 . . . 本文を読む