江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

日本舞踊

2020-11-01 00:14:37 | 日本の文化について
「黒髪」を振付けて頂いた花柳昌三郎師から
「あなたも踊れなくてはダメよ」と言われて始めた日本舞踊。
やって初めてわかるその難しさ。

日本舞踊には昔から興味があって
東京都主催の舞踊会は様々な流派が出るので
たびたび見に行っていたが、
どこが面白いのだろうと思っていた。
踊り手の身体から湧き出るものを感じられない。

今まで「これだ!」と思えたのは
花柳寿楽、先代松本幸四郎(現・白鷗)
私の師・花柳昌太郎が個人の会で踊った、
花柳流で定番になっている踊り(演目をすっかり忘れてしまった)
そして多分「獅子虎傳阿吽堂」だったと思うが
若い男の人が踊った「浦島」が実に良かった。
幸四郎は素踊りで、あの怖い顔に違和感を覚えたが、
見ているうちに引き込まれていた。
この4つの踊りが、
「ああ、踊りの面白さってこれね」と気付かせてくれた。

それが先日NHKで放送した勘三郎と三津五郎の舞踊
とりわけ勘三郎が凄い。
きっと6代目菊五郎の映像を勉強したのだろう
見得の形が実にすばらしい。
そして湧きあがるような踊り。
三津五郎は、一緒に踊っていて、
これほど楽しいことはないだろうと思われるほど
彼の踊りがだんだん大きくなっていく。
二人が弾けているのだ。

その二人とも、今はいない。

それにしても高橋英樹の股がきたない。
本人はテーブルの下にあるので気付かないのだろうが
だらしがないのだ。
ディレクターが注意すべきだろう。
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